こんばんは、ヒーラー・ガールぶりの更新、ぎらりょうです。
2022年冬アニメ、名作ぞろいで楽しいですねぇ!
そんなクールの中でも話題爆発力No.1(※ぎらりょう個人の感想です)、「ぼっち・ざ・ろっく!」をまずは語りたい。
このブログ初の最終回終了直後の更新という気合の入れっぷり。
20代最後のクリスマスはこのために使った。
覚悟は段違いです。やれます俺。何を?
ガッツリネタバレ前にまずはネタバレにならないレベルの感想を。
……の前に、まずはこれを聞いてくれ。
音楽もネタバレ嫌なら見た後でいいぞ。
この曲が刺さったらもう大丈夫。
思う存分ぼっち・ざ・ろっく!の世界を楽しもう。
漫画原作、きららアニメという約束された安牌。
なんていう評価ではとどまらない爆発力を見せているこの作品。
メインはきららアニメらしくほのぼの女の子キャッキャッ……でもあるんだけど、それ以上にブッ飛んだギャグと演出。
何喰ったらこんな演出考えられるの????となれるギャグ面の映像の暴力を思う存分味わえるのがこの作品のメイン。
……と思っていたのに、その認識をブッ飛ばされた5話、8話、そしてやってくれるであろう最終話のライブシーン……etc.
※ここ書いてるのは最終話放送前(2022年12月24日21:53)
普段のギャグがあるからこそ際立つライブシーンは、そのシーンを迎えるまでのストーリーラインも含めて白眉の出来。
これはぜひとも自分の目で確かめてほしい。
なんでこんなクオリティを出せるのか、それは制作会社を見れば分かります。
2022年春アニメでクリーンヒットを飛ばした「明日ちゃんのセーラー服」「その着せ替え人形は恋をする」を生み出したCloverWorks。
毎回が劇場版と言わしめたクオリティの高さの明日ちゃん、魅力たっぷりにキャラを描いた着せ恋というあまりにも大きな実績を持つ制作会社は、やっぱり伊達ではなかった。
そのクオリティをさらに高めるのが声優陣の力演。
ぼっちちゃんというキャラクターの魅力を喜怒哀楽全ての面で最高に出し切った青山吉能さん。
「ニゲタギターーーー!!!」「キタチャーーーン!!!」「ア゛ッチイケェーーー!!!!」などなど、虹夏ちゃんの特徴的な声で印象深いセリフを量産し、そのうえで決めるところはバッシリ決めた鈴代紗弓さん。
山田リョウという、クールさとポンコツさと銭ゲバさとクールさ(大事なことなので2度言った)をかなりの若手ながら素晴らしく出し切った水野朔さん。
その声が場を明るくする、そんな喜多ちゃんの魅力を本当に引き出してくれた長谷川育美さん。
そんな彼女たちの”声”と生き方を音楽だけでも伝えてくれた各楽曲。
すべての要素が完璧にかみ合って生まれたのがこの作品でした。
思いっきり笑って。
思いっきりグッと来て。
思いっきり青春に想いを馳せ。
ると、ぼっちちゃんがバグる。
そんな体験をぜひ、アニメを見て実感してほしい。
そんなこと書いてたらネタバレ前にもう1000字超えてた。
もっと読者のこと考えろぎらりょう。
ということでネタバレなしはここまで。
これより先、ネタバレOKな者のみ通れ。
ネタバレ嫌ならすぐブラウザバックするかここからアニメを見れ。
よければ戻ってきてね。
■PV
■ニコニコ動画1話リンク
■Amazonプライムリンク
そして、どうか”凍てつく地面を転がるように走り出した”ぼっちちゃんたちの軌跡を見てあげてください。
2期早よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてやりやがった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(最終回を見て追記)
はぁ、最高の作品だった。
もうね、マジでよかったのがさ、”孤独だったぼっちちゃんを救った虹夏ちゃん”にとって”夢が叶わなくなる間際にギターで救ってくれたヒーロー、ぼっちちゃん”という対称性なんですよ。
8話の正体バレシーン、まるで特撮ヒーロー作品を見ているかのようなカタルシス。
陰にいて、段々と諦めが出始めたぼっちを救ったあの1話のシーンが、様々な想いを持って夢と戦っていた虹夏ちゃんにとっての救いにつながるという構成が、本当に美しかった。
その虹夏ちゃんに再起するチャンスをもらった山田が、作詞という重責の前に自分を捨てようとしたぼっちちゃんを踏みとどまらせ、そのぼっちちゃんが、もしかしたら一生心に刺さり続けるかもしれなかった後悔から喜多ちゃんを救う。
そして、ぼっちちゃんが内に秘めた叫びを世界に響かせる、喜多ちゃん。
まさかの最終話で、これまでヒーローであり続けたぼっちちゃんを助けたのも、喜多ちゃん。
あまりにも、あまりにも尊い関係性。
演出や楽曲やギャグへの本気さなど本当にたくさんあるぼっち・ざ・ろっく!の魅力の中でも、ぎらりょうが選ぶ一番の魅力は奇跡が重なって出会った4人の関係性だと思うのです。
もちろん4人以外の関係性も素晴らしかった。
誰よりも虹夏ちゃんのことを考えているのに、ついつい表に出せない(けど普通に虹夏ちゃんには伝わっているよ、虹夏ちゃんやっぱり女神だね)お姉ちゃんこと、星歌さん。
全然話変わるけど、まれいたそがお姉ちゃんキャラかぁ……という年月を感じるクールでもあったよね(アークナイツのあやねるもだけど)
閑話休題、そんな星歌さんを色んな意味でバックアップしてくれるPAさん。
原作でまだ名前出てないってマ????????????????????????????????
そして。
ニコニコではOPに映った瞬間赤大文字が画面を埋め、初登場から酔い倒れ、OP開始直前に吐き(出す直前の音を放送に乗せ)、学生にしじみの味噌汁をおごらせ、無許可で路上ライブを行い、ライブハウスの壁を壊し、観客に酒を吹きかけ、観客の顔を踏み、ライブ中に歌詞を忘れ、学生に電車代を借り、酒を呑みつづけるのに、肝心な時だけあまりにも完璧に正解を引き出す廣井きくり。
お願いだから、辞めろとは言わないから、酒を減らせ。
このままだと死んでしまうぞ廣井きくり。
他にも古参ファン1号2号、ちち、はは、ふたり、ジミヘン、海凪ひより小春(スローループより友情出演、恋ちゃんも出せ(過激派))……
本当にみんな魅力的で、おもしろくて、誰一人欠かせない存在。
この作品は本当にキャラがいい。
やっぱり原作からクオリティが高いからこそ、制作会社の相乗効果で素晴らしい作品になったと思います。
他にも細かい部分の好きなところ。
3話終わりのぼっちちゃんと喜多ちゃんの練習セッション。
ギターの音が感傷に浸らせてくれる素晴らしいシーンでした。
そんな中草食ってオチに持っていくな山田リョウ。
5話ライブシーンで覚醒したぼっちちゃん、それに気づきアイコンタクトでぼっちちゃんに合わせていくことを確認する山田と虹夏ちゃん。
そんな中、自分のやることに集中して歌い続ける喜多ちゃん。
そこで歌う歌詞が「馬鹿な私は歌うだけ」。
最高か????????????????????????????????
そして合格した瞬間、喜多ちゃんが飛び込むのは憧れの山田ではなく、ぼっちちゃん。
チカパシ、あれがぼっk(自主規制)
そんな激アツ劇中歌「ギターと孤独と蒼い惑星」を使った、明らかにパフォーマンスが悪い状態を表した8話ライブシーン。
今までの必殺技が効かないような、ここもマジで特撮文脈みたいなシーンだった。
そして正体バレ。
バレたくなかった理由が自分の性格を直してから話したかった、「特に虹夏ちゃんには」というぼっちちゃん、そして今まで明るい担当だった虹夏ちゃんの過去、そして本当の夢。
その話に対しての回答が「ギタリストとして、みんなの大切な結束バンドを、最高のバンドにしたいです」と、しっかり目を見て、しっかりした声で伝えるぼっちちゃん。
極めつけの「ぼっちちゃんのロック、ぼっち・ざ・ろっくを!」。
こんなんどうやってもグッとくるわ。
あとここ見た全員「星に手向けるあいの花」を見てください(次回予告)
関係性といえば江ノ島帰りのぼ喜多。
「まだまだ楽しいが続くのね」とか、最高のセリフだよ本当。
そしてぼっちちゃんも今までにない声色で喜多ちゃんにお礼を言うしさ……
チカパシ……
谷垣ニシパ……
そしてちょうど今見た最終回。
トラブルを乗り越えた瞬間に見せる、ぼっちちゃんの圧倒的”美”……
あんなん見せられたら誰だって落ちる。俺だって落ちた。
最後に、「転がるぼっち」から始まり「君に朝が降る」で終わったぼざろの最後を飾るEDが、アジカンの「転がる岩、君に朝が降る」結束バンドカバーVer.
この感想文書いてるときにリアル3時間ずっと聞き続けていたから、歌詞が聞こえた瞬間叫んだよ。
だから、このブログで最後に共有する動画はこれって決めました。
本当に、本当に12話という時間の中で数えきれないくらいの好きを届けてくれた「ぼっち・ざ・ろっく!」。
どうか2期を、いや、この子たちの行く末を見せてほしい。
その声も含めて、今回最大速度で感想ブログを更新しました。
彼女たちのこれからを見れることを、みんなも一緒に願いましょう。
※12/27追記
一回完成させた後にまた語りたくなるようなアニメは名作の法則。
というか、マジで「星座になれたら」とかいう完璧な曲に心が支配されているし、その曲を使ったライブシーンが今年No.1(※ぎらりょう感想)だったというのもあって、本当に素晴らしいものを世に出してくれた……という感謝が強い。
特にこのライブシーンにこだわりが詰まってて、ここだけで日本酒1瓶空けることができそう。
とりあえず先にライブシーンを見な!
まず音作りと画作りですよ。
地味といえば地味だけど、特に虹夏ちゃんのドラム描写。
ちゃんと音と画が合ってる。
これの凄いところはアップのシーンとかじゃなく後ろに一瞬映るような場面でですよ。
あとぼっちちゃんの弦が切れた後の音。
ちゃんと右側からのギターの音が演奏しないときには聞こえてこないし、リズムを合わせて復帰するときはちゃんと音と画がピッタリ合う。
本当に細かい部分だけど、こういうところに神様は宿るって、昔の人も言ってますから。
そしてね、喜多ちゃんの成長ですよ。
「馬鹿な私は歌うだけ」だった喜多ちゃんが、ぼっちちゃんの状況をちゃんと見たうえで自らソロを引き受けて時間を作るというね……
そしてそれは「後藤ひとり」という才能をみんなに知ってほしいという願いが生んだ原動力で、そのために必死に練習したことが不本意ながらも叶った瞬間の、あのソロ演奏のカメラワークで泣いちゃった。
その喜多ちゃんの想いを受け取ったぼっちちゃんの真剣な目、ここでもグッと来た。
そしてラストサビ前のパートが終わった後の顔をあげるぼっちちゃん。
毎回ね、この流れでボロボロ泣いちゃう。
極めつけは演奏終了後。
最終回Aパートをほぼライブシーン、それも新曲2曲という強さで叩きつけた上でのぼっちちゃんの吐息のみという音作り。
5話から思っていたけど、この作品基本ブッ飛んだギャグアニメなのに、本当にエモーショナルを作り出すのがうますぎる。
もうね、最終回だけでも何十週もしたい。
そしたら1クール全部見直したい。
そして感謝の最終回再周回。
本当に最高の作品を、ありがとうございました。
ということで、今回はこの辺で。
今期他にも語りたいアニメは多いし、実は秋アニメもまったく語れてない!
せっかくの年末年始なので、一気に感想ブログを書いていきたいと思います。
こんな文体でも、もしいいなと思ってくれたらぜひともまた来てね。
それでは、また次の感想で!
※おまけ
ぼっち・ざ・ろっく!楽曲公式YouTube動画まとめ
youtube.com
【商品情報】
■音楽(今作だけはこれを最初にしようと決めていた)
■円盤
・ぼっち・ざ・ろっく! 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
■原作
・ぼっち・ざ・ろっく! 1巻 (まんがタイムKRコミックス) Kindle版
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