こんにちは、ぎらりょうです。
さあ、普通にただいま13節の藤枝戦前。
まさかの次の試合直前に
前節の観戦記更新とはやりおる。
そう思われてるかもしれません。
(いや、褒め言葉ではなく)
ま、まあ直前に全試合について振り返る
ことで今節もいい流れを引き寄せよう!
という粋な計らいと思っていただければ。
てことで早速振り返りたいと思います。
前節熊本戦からやりはじめた
「キーワード」の設定。
今節のキーワードは
「積み重ね」
というワードから振り返りたいと思います。
まずひとつめの「積み重ね」。
それはシーズン開始から、もっと言えば
J3降格からテーマにしてきた「速攻」。
この試合では中盤で奪ってはしっかり前線の
選手へ送り幾度となくチャンスを作ります。
その結果試合中でギラヴァンツのシュートは
16本、相手が4本と考えるとチャンスに
おいては完全に相手を上回りました。
この一つの要因は今季加入した岡村選手や
この試合スタメンの河野選手などの新戦力や
寺岡選手のように他チームで経験を積んで
帰ってきてくれた選手たちが守備の土台を
しっかり作り上げたことは大きいです。
そしてシーズン当初より
「攻守の早い切り替え」をテーマの一つで
掲げた小林監督を中心とした指導陣の
成果が表れた試合だと思います。
【公式】ゴール動画:町野 修斗(北九州)35分 ギラヴァンツ北九州vs福島ユナイテッドFC 明治安田生命J3リーグ 第12節 2019/6/16
中盤でしっかりパスカットしそのまま
前線の空いてる選手へ正確なパス。
これが通ることで人数は優位となり、
クロスの正確な國分選手、
さらにチャンスをしっかり沈めた町野選手。
そしてその流れを作った中盤の川上選手。
それぞれの仕事を全うできるほどの
「積み重ね」をできた結果のゴールが、
まさにこのゴールに集約されていると
思いました。
次の「積み重ね」、それは個々人の選手が
持っている意志の強さだと思います。
個人的にかなり贔屓のSBの野口選手。
最初の時期は中々スタメンに入れなかった
ですが、最近はスタメンに定着。
目の前で見ている方は分かると思いますが
ボールロストは他の選手と比べても若干
多い印象はあります。
ただ、それは野口選手やパスを出す選手が
より高難易度な選択肢を選んでいるから。
その分失敗は増えますが、チャンスになれば
本当に大きなチャンスに化けます。
それはなにより失敗しても前を向き続ける
野口選手のメンタリティがあるからこそ
トライ&エラーを繰り返し、その結果で
チャンスを生み出す要因になっていると
考えています。
同じように強い気持ちを持ってこの試合に
臨んだと感じたのがレレことディサロ選手。
開幕戦、今のギラヴァンツの原動力となった
先制点を沈めたレレ。
しかしその後はなかなかゴールを残せず。
そんな中競争相手の町野選手が2試合連続の
ゴールを決めたことに、アツくなる部分は
あったと思います。
今までもゴールまではいけなくとも大きな
チャンスを存分に作り続けたレレ。
その気持ちは見ているサポーターにも届く
アツい動きだったと思います。
交代したてにもかかわらずハイライトに
取り上げられる決定機を二度も演出。
ゴールへの飢えをプレーで表現します。
そして迎えた後半終了直前。
自ら勝ち取ったコーナーキックのチャンス。
蹴られたボールが右往左往し、レレの前へ。
そのボールに思いをのせて蹴ったと分かる
シュートはゴールネットを揺らしました。
【公式】ゴール動画:ディサロ 燦シルヴァーノ(北九州)89分 ギラヴァンツ北九州vs福島ユナイテッドFC 明治安田生命J3リーグ 第12節 2019/6/16
ギラヴァンツ北九州、大きな、
本当に大きな追加点を上げました。
これで試合の流れは完全に決定。
それでも気持ちを切らさず攻めてくる福島を
しっかり押さえ、勝利を掴み取ります。
そしてこの記事最後の「積み重ね」。
これは「積み重ね」ている途中ですが、
「Jリーグを楽しむ」ということ。
ギラヴァンツサポータにはおなじみ、
安川電機の「やすかわくんのうた」。
絶妙な中毒性を持つこの歌に酔わされた
観客は数知れず。
しかし、「やすかわくん」をハンドメイドで
作り上げ、これをアウェイスタジアムへ
持ち込んだのは福島サポが初でしょう。
そして遠距離というマイナスを
払しょくするための影分身の術。
沼津サポーターを見たときも感じましたが
「Jリーグを楽しむ」ということを
ここまで表してくれるサポーターは
なかなかいないと思います。
もちろん試合開始の笛から終了の笛までは
お互い別のチームを応援し、対戦相手となる
強い言葉で言えば「敵」。
しかし、ホイッスルの音が鳴れば
同じサッカー愛好家。
J2を目の前にまさかのJ3降格を味わった
サポーターとしては一刻でも早く
上に戻りたい、そう思っていました。
しかし、このJ3に来たからこそ
改めて感じた「Jリーグを楽しむ」という
心がけ、これこそJ3で得た収穫だと
思いました。
「やすかわくんのうた」にあわせて
手拍子をする福島サポーター。
それにつられ段々と大きくなる拍手の音。
あの瞬間の空気感、今後上のリーグに
上がっていけたとしても忘れたくない
感覚だったと感じます。
そういう器の大きさを「積み重ね」で
大きくしていけることを願い、
今回のブログを締めようと思います。
この記事が上がる頃には試合開始前の練習が
そろそろ始まる頃だと思いますが、
J3を楽しみ、今までの経験を「積み重ね」、
最後には大きな歓喜を味わえるよう、
一試合一試合応援したいと思います。
それではあと1時間半後にスタジアムで!
○試合結果(公式)
https://www.giravanz.jp/game/live_2019061609.html#sc0
○ハイライト