ゆっくり監督ギラヴァンツPの徒然にっき。

ぎらりょうの楽屋にっき。

ニコニコ動画で投稿中、【ゆっくり監督はギラヴァンツを有名にしたい】の投稿者が動画作成の裏話から好きな話まで何でも徒然なときに綴ります。

【ギラヴァンツ北九州観戦記】成長途上のチームに立ちはだかった「壁」。~6/22 2019年J3第13節VS藤枝MYFC~

こんばんは、ぎらりょうです。

土曜開催日だと週末中に記事を出せるのが

大きなメリットですね!

(日曜夜にパソコンを起動しつつ)

 

さて早速今回のキーワードを。

今回はズバリ「壁」

試合中は「強度」という言葉も考えましたが

「壁」のほうが分かりやすいなということで。

色々この言葉が表す事象は多いんですが、

その中で3つ、この「壁」を見ながらにして

感じた事象を取り上げたいと思います。

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まずひとつめの「壁」

それは藤枝の選手たちの様々な「強度」。

まず誰もが感じたことですが、

藤枝FWの森島選手。

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デカモリシ」という愛称を持つ森島選手。

その言葉の意味をまざまざと見せつけられた

90分間だったと思います。

とにかくボールをキープできる。

この意味の怖さを実感したこの試合。

体格からはなかなか想像できない俊敏性。

そして浮いたボールを体全体で味方選手に

繋ぐ技術とフィジカル。

前線から他選手と連動したプレッシング。

森島選手という存在だけでギラヴァンツ

選手に威圧感を与え、まさに「壁」となり

ギラヴァンツのペースを破壊した活躍を

させてしまいました。

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いやぁ、J3の試合を見続けて3年目。

このリーグは突出した選手が少ない分、

戦術や連携を駆使したサッカーが多いと

思っていましたが、このいわゆる先入観を

完全に崩壊させた森島選手の個の強さが

目立つ試合となりました。

 

さらに恐ろしいのは目立ったのが森島選手

というだけで、他の選手全体も鍛え抜かれた

強度を持ってギラヴァンツの攻撃や守備を

脅かしてきました。

これがふたつめの「壁」

藤枝の選手全体から感じた

「経験」という強さです。

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DFラインから攻撃を組み立てようとしても

前線からまとまりのあるプレッシングで

自由にはさせない。

得意のサイドへ展開するもかなりの速さで

守備を整え、パスコースをつぶしにきます。

そしてボールを奪えば前線の森島選手への

ロングフィード、それをしっかりキープし

2列目の選手へつなげる森島選手。

さらには中央が厳しいと両サイドが連動し

豊富な選択肢で次々と攻撃を仕掛けてくる

という試合展開。

森島選手をはじめヴィッセル神戸で活躍した

松岡選手、未だジェフ千葉のイメージが強い

ゴラッソ製造機の谷澤選手。

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そしてギラヴァンツをよく知り、在籍の時も

心強い戦力だった安藤選手と川島選手。

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若手中心のギラヴァンツ北九州に対して

経験という「壁」で立ちはだかった藤枝。

本当に苦しい展開でしたが、それでも

失点せずに戦い切ったことは若手中心の

ギラヴァンツにとって大きな経験になったと

感じました。

 

そして最後のひとつ。

それがゴールまでのあと一歩の「壁」

後半にギラヴァンツは守備の大きな戦力の

川上選手に代えて井上選手を投入。

さらに新垣選手、そしてディサロ選手を

投入し、必ず得点を取るという意思を感じる

交代策をとります。

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そしてその策はいい方向に向かいます。

井上選手がいいポジションからボールを

効果的にふりまき、新垣選手は持ち前の

ドリブルで敵陣を切り裂きます。

特に3人を抜いてシュートを放った

あの場面は抜くたびにスタジアムがどんどん

湧き立つ大きな空気を作り出しました。

そしてディサロ選手。

後半の半ばからあのレベルで動く選手が

前線に出てきたのは藤枝にとってかなりの

脅威になったと思います。

そういった交代選手での活性化により

なかなか波に乗れなかったスタメン選手も

一層奮起、素晴らしいプレーが生まれます。

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特に個人的推し選手、野口選手。

前半にかけては危ないボールロストもあり

厳しいか?と思わせられましたが、

後半の中で最高のクロスを提供したのも

野口選手でした。

右サイドから相手DF陣とキーパーの間を

這うようなクロス。

キーパーも動けず逆サイドの新井選手へ。

バースデースタメンの新井選手、絶好の

ヒーローチャンスでしたが惜しくもボールが

ミートできず、ゴールを奪えず。

また2試合連続ゴール中の町野選手、

この試合も絶好の機会を作りますが

ゴールまであと一歩。

特に相手チャンスの跳返りからのカウンター

はこの試合一番のチャンスでしたが、

狙い澄ましたシュートも少し回転が足らず

枠の外へ。

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前半もでしたが特に後半終わりにかけての

決定機の多さ、そしてその機会を仕留める

ことが出来なかったという「壁」。

特に今回の藤枝のような完成度の高いチーム

を相手にするとあまりチャンスを作り続ける

ことは厳しくなります。

これはJ2やJ1に上がるほどより重要に

なることだと思います。

そんな中でよかったのは失点をせず、

自分たちの時間を作り出せてチャンスを

作ったということ。

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これは去年までの攻め込まれたら流れを

取り戻せなかった状況と比べたら明らかに

改善されたところであり、まさに今上位争い

できている理由でもあると思います。

一方で、チャンスの多さや確率の高い機会を

作り出せたにもかかわらず決めきることが

出来なかったのはこれからの大きな「壁」

となることでしょう。

でもこれまで様々な「壁」を超えてきた

新生ギラヴァンツ北九州

この試合で明らかになった新しい「壁」を

超えてさらに成長した姿を見せてくれる、

そう信じることが出来るチームになったのが

とてもうれしい。

そんな気持ちを持ってこの記事を

締めようと思います。

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次はアウェイいわて戦。

そして7月にはいよいよ天皇杯神戸戦。

成長途上のチームが高クオリティな選手、

そしてシーズン途中ですが再び実績のある

監督の元で生まれ変わりつつあるチームに

どこまでできるのか。

そういった新たな楽しみを待ちましょう!

 

○試合結果(公式)

https://www.giravanz.jp/game/live_2019062220.html#sc6

○ハイライト


【公式】ハイライト:ギラヴァンツ北九州vs藤枝MYFC 明治安田生命J3リーグ 第13節 2019/6/22