ゆっくり監督ギラヴァンツPの徒然にっき。

ぎらりょうの楽屋にっき。

ニコニコ動画で投稿中、【ゆっくり監督はギラヴァンツを有名にしたい】の投稿者が動画作成の裏話から好きな話まで何でも徒然なときに綴ります。

【ギラヴァンツ北九州観戦記】苦しんだこと、やり遂げたこと。~8/15 2020 J2リーグ12節VS町田ゼルビア~

こんばんは、というかおそらくおはようございます。

ぎらりょうです。

 

6連勝。

数年前は全て遠き理想郷だと思ってました。(試合後Fate見た影響の語彙)

 

周りからはさぞ喜んどるんやろなぁと思われてそうなんですけども。

実際は心臓いくつあっても足りないです(特に今日)。

実際どの試合でもあの1点が決まっていたら全然違う展開だった。

そんな感じのピンチが数多くありまして。

今回も、というか今回の町田ゼルビア戦はこれまで以上にそんなシーンが多かったです。

それでも勝てたのはひとえに選手たちの頑張り。

それに尽きると思います。

いやというか本当に今日はよく守れた……

本当にすごいわ……

 

この町田ゼルビア戦は前半ギラヴァンツ、後半ゼルビアのゲームだったなぁという印象。

前半はたしかにギラヴァンツペースでした。

しっかりパスもつながり相手の攻撃も途中でカットして自分たちのチャンスに変える。

そんなこれまでの積み重ねをしっかり出せた前半でした。

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その中での先制点。

状況としては中盤の要、國分選手が負傷交代という嫌な流れが出始めたというちょうどいいタイミング。

サイドから崩して中央のディサロが楔、そしてそのボールを受けた町野くんが見事にゴールに突き刺すという素晴らしいゴールでした。

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さらに前半終了間際。

加藤弘堅のピッチを切り裂く縦パス、それに素早く反応したディサロ。

町田の選手2人に囲まれながらも飛び出しているGKを確認、そして選択したのは左足での不意を衝くループ。

高く舞ったボールはそのままゴールネットを揺らし、追加点。

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試合展開、スコアとしてはあまりにもよすぎる流れ。

ですが、実際に見ていると前半から怖い部分はありました。

それが町田側のカウンター攻撃。

前半は結果的なスコアこそ2-0での折り返しでしたが、実際途中まではボール保持・チャンスはギラヴァンツが上、だけれども決定機に関しては町田が上回っていました。

そのため先制点が入るまでは正直どう転ぶかがまったくわからない状況でした。

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それでも各選手たちの特徴が出たゴールで2-0。

これで一安心できるし、後半はよりよい形になる。

そう思っていました。

 

しかし、ふたを開けると後半は完全にゼルビアの試合。

前半のようなパスワークやチャンスの演出ができなくなり、代わりに自陣に攻め込まれる状況が続きます。

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また町田の技術もギラヴァンツを苦しめていた印象が。

ギラヴァンツの特徴といえばターンの技術とサイドチェンジの精度。

それに対し町田の攻撃ではいわゆる「すらす」技術がよかったなぁという素人目線。

ギラヴァンツが基本的にマークでの守備を行うことで、マークされたボールホルダーの後ろを別の選手が追い越し、そこにすらす形。

そのことで裏に抜け出されクロスをあび、クリアしてピンチを切り抜けるも攻撃まで続けないことが多かった印象です。

 

やはりギラヴァンツの強みは前線からの守備およびそこでの攻撃遮断と同時の素早い反攻。

そしてそのまま相手を押し込めていくという点ですが、ここを抜かれてしまい、そのうえでこちらのボールにできないことで集中しなければいけない時間帯が増えてしまったのかなぁという予想です。

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もう一つ気になったのは後半開始してすぐの段階から割とギラヴァンツ側は時間を使っていたという点。

スローイングだったりコーナーキックでサポーターでも分かる時間の使い方をしていて、その延長線上で町野くんがハンドしたボールを蹴り出してしまい要らないイエローカードを受けてしまっていました。

 

ただそこまでして時間を使っていたということは、後半開始の時点でかなり消耗していたのではないかという仮説に行き当たります。

というか確実にこれまでよりも格段に運動量が落ちてました。

現地で見て思ったのは前半はまだ風が吹くときもあり、熱いけどまだ過ごしやすい状態でありました。

しかし後半になると風が吹くことがまれな無風状態。

ただ座って見ているだけでも体力が削られるような環境だったと思います。

いわんやプレーしている選手たちにはそれ以上に重くのしかかったことでしょう。

そこに町田の攻撃が続く状況が重なり、相当な疲弊度になってしまったんだと推測します。

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ただ、ここで個人的に考えたいこととしては「1失点した」ということよりも「最後まで崩れなかった」という部分に着目したほうが幸せになれるんではないかということ(あくまで個人的な見解)。

これは前節のメンバーを大幅に変えた試合でも同じなんですけど、どうしてもシーズンの通し、なおかつ今年はこれまで以上の過密日程となると途中の疲労は必ず出るもの。

むしろ今のギラヴァンツのような体力を使う戦術でここまで大半のメンバーを継続して使って戦い切れているだけでもすさまじいフィジカルの進化を感じます。

それでもやはり体力は有限であり、疲労はたまるもの。

その時の受け流し方に関してはここ数試合本当によくしのぎ切れていると思います。

前節も前半などは思い通りの試合にできず、その結果苦しい状態となっていましたが、逆に言えば試合勘が少ない選手でも崩れることなく試合を組み立てることができたということ自体が大きな収穫なんだと思います。

 

そして今回の試合。

後半、本当に苦しみました。

それでも、「一失点で抑えることができた」という結果が称賛されるべきことだと思います。

本当にまずいチームは試合の流れが相手にあると自覚して、そのうえで一点でも返されたらそこから崩れてしまいます。

というか、ここ数年のギラヴァンツを見ていたサポーターの方には見覚えのある状況だと思います。(ウッ頭が)

そういった状況を起こさずに試合を終わらせた。

この時点で選手たちは本当に成長している。

そう思うんです。

 

もちろんプレー毎に修正反省が必要な部分はあると思いますが、そこは我らが小林先生率いる精鋭タスクフォースが確実に修正してくれることでしょう。

どうしても疲労は出ますし、そこを修正するのは一朝一夕ではできないことでしょう。

であれば足が動かなくなったときにどうやって切り抜けるか。

今日はそれを試そうとし、できた部分、そしてまだ力が足りない部分もあるということを勝利の中で学んだという貴重な積み重ねができた試合だったんだと思います。

 

この状況であれば近いうちに連勝ストップ、もしくは敗北する瞬間を見ることもあるかもしれません(もちろん個人的には30連勝して優勝したい!と思ってますが)。

それでも小林先生率いるこのチームが学び成長し続ける限り、その時の悔しさを晴らすような結果を見せてくれるでしょう。

なので個人的には楽観的に見つつ、ギリギリでプレーしている選手たちに拍手で気持ちを伝え、見届けたいという決意表明をして今回の記事を締めたいと思います。

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……しっかし、本当に今日はよく勝てたなぁ……

 

p.s.今日のMoM、緊急途中出場となりながらも持ち味の鋭いサイドチェンジでチャンスを演出した川上竜選手だと思うんです。異論は認める。