こんにちは、ぎらりょうです。
先ほどようやく城プロの小倉城記事を
上げていましたが、なんと本日は豪華二本立て。
(城プロの記事って?って方は下のリンクから!)
ということで二本目の記事はまたまたゲームから。
こちらは皆さんご存知、艦隊これくしょん。
そのゲームにおいて先ほど新しいキャラが実装。
それが彼女。
今秋イベ後段作戦:最終作戦海域を見事攻略突破された提督の艦隊には、「大和」を護衛する最後の第ニ水雷戦隊の一翼として出撃、満身創痍となりながらも奇跡の帰還を果し、その後も日本を護り続けた秋月型防空駆逐艦「涼月」が合流します。#艦これ
— 「艦これ」開発/運営 (@KanColle_STAFF) 2017年11月19日
駆逐艦、【涼月】。
あの戦艦大和が旗艦となった最期の海戦、
‹坊ノ岬沖海戦›に参加、大破しつつも帰還。
戦後は解体され、船体は防波堤となりました。
そんな軍艦をなぜこのブログで取り上げるのか?
それはこの船の歴史の最後となった防波堤が
この北九州にあるからです。
場所はこちら。
その名も【軍艦防波堤】。
ここには冒頭で取り上げた涼月と姉妹艦冬月、
そして初期駆逐艦の柳が防波堤として
この北九州の地で眠っています。
そんなわけで早速現地へ。
場所は若松の響灘沿いの埋め立て地。
当然交通手段は限られており、車で向かいます。
そして到着。
船体はどこかって?
この写真を撮っている場所の真下です。
かつては船体もあり、中にも入ることができた
そうなのですが、観光地でないため整備は無く、
年月が進むにつれ腐食が進行。
そして現在では涼月・冬月はコンクリートの下。
唯一船体が分かるのは柳のみとなっています。
とは言っても旧日本海軍の船舶は殆どが海の底に
沈んでしまったことを考えると、こうやって
直接触れることや存在を感じることができる
というのはかなり貴重ではないかと思います。
ということでまずは有名なショット。
この角度の写真、軍艦防波堤で検索をすると
恐らく一番出てくるアングルかと思います。
そしてそのアングルの効果で
「あれ、意外と小さいな」
と思われることも多いかもしれません。
しかし実際に現地に行くとその大きさが
実感できます。
そしてお隣に設置してある看板。
こちらに各艦の略歴及び写真があり、
現在の配置についても記載があります。
その配置図から見ると下の写真に写っている
前方に涼月と冬月が静かに眠っています。
そしてこの甲板から見る風景。
かつて柳が現役だったころはこのような景色を
見ながら働いていた海兵さんたちがたくさん
いらっしゃったのだと思います。
そして今は海の隣で静かに過ごしています。
ちなみにこの場所は今では絶好の釣りスポット
となっているようで、釣り人さんがたくさん
いらっしゃいました。
そういった光景を含め、かつては常に死と
隣り合わせの戦場を生き延び、こうして
平和な地方の片隅で静かに存在している
彼女たち3艦に平和への思いを巡らせる。
そんな場所でもあるなぁと思いました。
さて、次に向かう場所に行く前に。
車で来たのならせっかくなので立ち寄ってほしい
所を紹介します。
それがこちら。
先ほどの軍艦防波堤と同じ埋立地内にある
海浜公園。
ここは写真の通り風力発電所が連なって設置を
してあり、ロケーションの良さから車のCMも
撮影されたことがある公園です。
もちろん風力発電所だけではなく、目の前に
広がる響灘もとても綺麗。
そして海沿いに歩くと見えてくるのがこの建物。
ここは「白島石油備蓄展示館」という、沖合の
資料館となっています。
ここの何がいいってまずは眺望がいい。
まで見えるし、なんと無料。
そして展示されているものも面白い。
石油備蓄基地の監視カメラを操作して生の映像を
見ることができる設備、テトラポットの展示など
本当に無料で大丈夫です?と思ってしまうほど。
そしてその展望台から撮った写真。
防波堤に守られている湾内と湾外の違いが一目で
分かります。
この響灘、地元球団のソフトバンクホークスでは
「玄界灘の潮風に 鍛えし翼たくましく」と、
そしてギラヴァンツ北九州でも
「玄界灘の荒波を超えて」と荒々しさが歌われる
玄界灘に繋がる海であり、本当に波が強い。
実際海沿いを歩いていても、波が防波堤を超えて
道路にまでしぶきが上がるほど。
それを見ると、あの軍艦防波堤が守り続けた湾が
今の北九州を陰ながら、しかしながら本当に
確実に支えてきたのだという想いも生まれました。
そして今回最後の目的地。
それがこの高塔山です。
若松市街地に面したこの山は元々夜景スポット
としても有名な地ですが、軍艦防波堤にとっても
二つの意味で重要な場所なのです。
まずひとつは位置関係を知ることができること。
先ほどの写真をちょっと左にずらすと見えるのが
北九州の海の大動脈だった洞海湾の入り口。
そしてさらにズームをすると見えるのがここ。
そう、軍艦防波堤です。
こうして見てみると建設当時は海の先であり、
先ほど見たような高波を押し留めた功績が
しっかりと見て取れます。
そしてもうひとつ。
先にお伝えしますが、ここは観光地ではないです。
軍艦防波堤で使われた冬月・涼月・柳に乗船し、
そして戦死された方々を弔う祈念碑。
この祈念碑は軍艦防波堤が見える斜面に作られ、
今も船がある場所を見守る位置にありました。
観光地ではなく祈りを捧げる場所。
そういう思いを持ったうえでこちらの祈念碑は
訪れていただけたらと思いました。
ということで最後に宣伝なのですが、
やはり今回訪れた場所は車がないと厳しい。
でも、逆に言えば車があると本当に楽しめる
スポットが軍艦防波堤周辺には沢山ありました。
なので電車などで北九州に来られる際は、
ぜひ下記リンクのスカイレンタカーさんを
ご利用ください(^ω^)
なぜなら僕が応援するギラヴァンツ北九州、
このチームのスポンサーさんなのです。
そして僕も深夜の甘いものがちょっと食べられる
かもしれませんw
冗談はさておき、車があるとより楽しい旅になる
と思いますので是非ともお使いいただけたらと!
この記事から実際に北九州に行ったよ!
そう言ってくれる方がいらっしゃったら一番の
幸せでございます。
ぜひ、北九州にお越しくださいませ!(・∀・)!