ゆっくり監督ギラヴァンツPの徒然にっき。

ぎらりょうの楽屋にっき。

ニコニコ動画で投稿中、【ゆっくり監督はギラヴァンツを有名にしたい】の投稿者が動画作成の裏話から好きな話まで何でも徒然なときに綴ります。

【ギラヴァンツ北九州観戦記】様々な思いが交錯した最終戦、そして来シーズンへ。~11/26 2017年J3第32節VSアスルクラロ沼津戦~

こんばんは、ぎらりょうです。

はやいものでもう今シーズンホーム最終戦

今日の試合が終われば次ミクスタで公式戦を

見るのは来年。

なんと一年が早いことか。

この一年、いろいろありましたねーっていうのは

来週の試合が終わってから改めてするとしまして

ホーム最終戦、見ていきましょう。

 

まずは試合前。

終戦ということもあり、ゴール裏には弾幕が。

「おっとこれは……?」

と不穏な空気を感じてしまうJオタの僕。

でも、その弾幕が開かれて一安心。

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サッカーを楽しめることへの感謝の弾幕

こういう弾幕が出るようになったのは、

このクラブも少しずつですがレベルアップを

出来ている、そう思いました。

 

一方、少し悲しいお話。

この時期は、クラブを去る人たちの最後の姿を

見る時期でもあります。

今季で引退する選手がこの時点では2人。

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17年間のプロ生活を戦い抜いた西嶋選手。

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そしてこの北九州に5年もの間寄り添ってくれた

八角選手。

そういう時期なので仕方のないことですが、

これが最後のプレーをする姿なのだと思うと

切なさがさっそくこみ上げます。

 

そして引退だけではありません。

契約満了でクラブを去る選手・スタッフたち。

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J1で活躍、北九州でも得点を量産した小松選手。

大きな武器だったフリーキック精度、石神選手。

昨日初ゴールを決めた地元出身、弓崎選手。

そして北九州ユース初のプロ選手、梶原選手。

勢いのある頃を知っている選手や、地元から

このクラブに入ってくれた若手選手の退団は

やっぱり悲しい。

 

そしてまさかのJ3降格となった今年、ある意味

火中の栗を拾ってくれた原田監督とコーチ陣も

ほとんどが退任。

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最初にブログ記事でまとめたとき、このチームは

今後育成中心で行くのだと理解できる経歴の方々

ばかりであり、だからこそ結果が伴わず、

志半ばでの退任は誰よりも悔しい思いを

されているのだと思います。

 

そんな別れの季節、それでも最後には笑って

終われるよう、そうなるよう願いながら

試合開始の笛を待ちました。

 

 1.シーソーゲームの前半

試合開始。

本日の相手はアスルクラロ沼津

今年J3初昇格も自慢の攻撃力が火を噴き、

現在では優勝争いをしているチーム。

ある意味北九州とは対照的なチームですね。

それでもこの最終戦、優勝や昇格といった

盛り上がるポイントもない中、多くの観客が

ミクスタに訪れました。

そして選手たちにも意地を見せてもらいたい。

そんな両チームのぶつかり合いが始まります。

 

立ち上がりはどちらかといえば沼津ペース。

選手個々人の判断に重点を置く北九州と対照に

とにかくサイドに振り、そして逆サイドの裏を

狙って飛び出していくというスタイル。

その攻撃を何とか跳ね返す北九州。

 

そして久々にその時が。

相手のパスをクリア、そのボールは高く浮き、

B席をはねてぽちゃん。

ミススタ、3本目の海ポチャは福森選手から

うまれましたw

 

あの海ポチャ、意外とバカにできなくてですね。

あれでスタジアムが湧くと子供たちが元気になり、

その関係か観客席の熱度がいつの間にか上がって

いい雰囲気になっていくんですよ。

これ北九州しかない大きなホームアドバンテージ

なんで、もしかしたら来年リーグから対策される

かもしれないですね(お前は何を言xt)

 

そんな久々のミクスタ名物を見た後、これもこの

専用スタジアムだからこそ分かるいいプレーが。

先ほど書いたように沼津は逆サイドの一番裏を

狙うプレーを仕掛けていました。

それを花井選手が感じ、さりげなく逆サイドに。

そして相手の逆サイドへのパスを正に読み通り

カットし攻撃に移ります。

この一連の流れが分かったのはやはり目の前で

プレーを見ることができるから。

その前の動き出しから花井選手が意識していた

という事が見えるからこそ、その読みがばっちり

当たった時の気持ちよさは病み付きになります。

今度こんな感じのことをまとめた記事を書こう。

 

そのような白熱した展開の中、今シーズンで

現役引退をする西嶋選手も力の限りプレー。

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少しでも攻撃につながるようなプレーを目の前で

魅せ続けてくれます。

しかし両チームとも最後の決定力を欠き、前半は

スコアレスで終えます。

 

 2.熱意が光る後半戦

そして泣いても笑っても残り45分。

ギラヴァンツ北九州の今シーズン最後の

ホームゲームの戦い、その後半が始まります。

 

ハーフタイムで前半の沼津を見た対策が

取られたのか、後半では逆サイドのスペースも

しっかり抜けがないか選手が確認をする光景が

見えました。

しかし沼津さんも一筋縄ではいきません。

逆サイドが警戒されていると見るや、今度は

奥深くまで侵入してのクロスや、中央への展開を

繰り出し、北九州を翻弄しようとします。

それでもこの試合の北九州はまるで熱意が見える

かと思うほど最後までボールを追い続ける守備を

続けます。

後半だけでも3点分くらいは大きなピンチが

ありましたが、GK高橋選手がビッグセーブ連発!

相手にゴールを許しません。

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そうなると会場の雰囲気を含め北九州に勢いが。

続けざまのコーナーキックからチャンスを作り、

途中交代の水永選手が前線でボールをキープし

さらに攻撃を強めます。

そしてゴール裏だけから聞こえるコールが段々と

B席からも。

その時の迫力は観客席にいながらでも分かるほど

強い雰囲気を作り出していました。

 

しかし無情にも時計は進み続け、

いよいよ後半のロスタイム。

コーナーキックが続くこの場面で、原田監督、

ケガからついにベンチに復帰した前田選手を

ピッチへ送り込みます。

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そして左サイドから上がるボール、

跳ね返されるもすぐにセカンドを拾い連撃、

それでも跳ね返す沼津を、最後まで追い続け、

そして響いた終了のホイッスル。

 

ギラヴァンツ北九州、今シーズン最後のホームは

スコアレスドローという結果に。

それでも選手たちのプレーから見えた勝利への

渇望は見ている人にも伝わったのでしょう。

労いの拍手が試合終了後スタンドから響きました。

 

 3.色々ありすぎた試合後

ここまでだったなら、悔しさは残るものの

熱い試合を見ることができたという満足感で

幸せなまま帰れたかもしれません。

 

しかし、今日は試合後に色々起こりすぎました。

それを書くにはまた別で記事を書く必要がある

くらいには濃い1時間だったと思います。

だからこの記事ではあまり取り上げません。

 

ですが、引退する西嶋選手が語った

「どんなに準備しても、どんなに気持ちを込めて

試合に臨んでも、最高の結果にはならない。

その難しさがサッカーの醍醐味です。」

と語ってくれたサッカーの良さを広め、

八角選手が勇気をもって伝えてくれた、

「北九州はこのままでいいのでしょうか?」

というクラブを思っての言葉を、将来いい転機に

なったと伝えられるよう一ブロガーの僕ですが、

今後もこのブログを続けることでサッカーの良さ、

ギラヴァンツを応援する楽しさ、ミクスタに行く

面白さを伝え続けていきたいと、二人の言葉から

考えました。

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そして、まさかの試合後に引退を表明した

キャプテン前田選手。

最後にミクスタのピッチに立ってくれた

あの瞬間は一生忘れないでしょう。

本当に5年間、ありがとうございました。

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まだ来週、長野さんとの最終戦もありますし、

そして来シーズン、次こそ悲願のJ2昇格を

めざし、そのサポートを陰ながらしていきたいと

いう決意表明をしたところで、今回はこの辺で。

 

また来年、ミクスタから素敵な写真たちとともに

お会いしましょう!

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