こんばんは、ぎらりょうです。
さて早速、こちらのツイートをご覧ください。
本日のメンテナンスより、
— 千狐(城プロRE公式アカウント) (@ShiroPro_STAFF) November 14, 2017
下記城娘を新しく追加いたしました!
【新城娘紹介】
小倉城(★6 大砲)
CV.#今井麻美
「私の名前は小倉城。殿……貴方が私を求める声、ちゃんと聞こえていましたよ……うふふ。」#城プロRE pic.twitter.com/RY9ndwaPmA
僕がちびちびやっていた日本各地のお城を
仲間にして敵と戦うゲーム、
『御城プロジェクト:RE』。
このゲームにおいて我らが北九州のお城、
小倉城がついに参戦!!
いやー、ゲーム開始時から待ってました。
そしてついに実装されるとは感無量。
そうお思いの殿様も多いのでは?
※主に北九州で
じゃあ気になるのは小倉城の今。
どんなお城なのか?
入ることができるの?
規模は?
色々と思いを巡らせる方も多いと思います。
そんな話題沸騰の小倉城。
北九州在住の自分がレポートせず誰がする!
という思い込みで発表当日に行きましたとも。
小倉城に行ってみたい!
そう思った方がますます行きたくなるような
魅力の詰まった小倉城、その一端でも
知っていただけたら嬉しいです。
ということで早速レポート開始!
まずはどこら辺にあるの?という疑問から。
新幹線発着駅からこの近さ。
福山城には負けますが、
それでも街の中にあるこのお城は
立ち寄りやすいお城であると思います。
そして隣のリバーウォーク北九州から
小倉城に近づいていくと……
おお、美しい。
反り立つ石垣、囲む水堀、白色の天守閣。
周りに現代建築が多く、
残念な景観と言われることもありますが、
実際見てみると平城にも関わらず、
威厳のある立ち姿。
この天守閣が最大の建物だった時代には、
どれほどの存在感があったのか。
そんなことにも思いを巡らせます。
さて、ビュースポットを通過し、
市役所側の門跡から城内へ入城。
建物自体はありませんが、
大きさだけでも当時の隆盛が伝わる、
そんな雰囲気が漂います。
そして門跡から見る天守閣。
今は石垣の跡が残るのみとなっていますが、
それでも天守閣前にある曲輪に
当時の守備構想を垣間見ることができて、
想像力が鍛われます。
さあさあそしていよいよ天守閣へ。
天守閣は江戸時代に火事で焼け落ちた後、
再建はされませんでしたが
昭和に地元の商業界が資金を出し、
コンクリート造りで再建されたものです。
といっても再建には当時の資料を用いられ、
最上層が下の層より突き出ている特徴的な
シルエットが再現され、天守閣の高さも
当時の資料に合わせて設計されているため、
最上層からは当時の天守閣から見えていた
範囲を推察できます。
その写真はあとでね。
そういえば入城料は350円ですが、
料金が必要なのは天守閣のみ。
つまり本丸内は入場無料なのです。
太っ腹。
ということで入城。
入城してまず目に入るのがこのジオラマ。
写ってる人影はすべて手作りの人形。
そして城下町の建物も細かく作られており、
これを見るだけで時間を奪われる素晴らしさ。
そして進むと圧巻される大きな迎え虎の絵画。
館内は当時の歴史年表や調度品、甲冑の展示、
からくり仕掛けの劇場などがあります。
そして最上層に上るとそこは展望台。
周りにビルが多く、絶景を期待すると……
となってしまいます。
しかし見方を変えるととても魅力的なことが。
それはこの復元天守閣が当時の高さに合わせて
作られているということ。
つまり展望台から見える範囲が、当時の小倉城
からカバーできた範囲を表しているのです。
その視点から見るととても面白いのです。
まず一番分かりやすかったのがこの写真。
よーく見るとある目印が見えます。
それがこれ。
画面中央、特徴的な赤色の柱が
若戸大橋ということを表しています。
つまりはこの天守閣から若松の動向も
把握できたのではないかと思います。
その時代にマンションとかありませんし。笑
次に南側。
画面左奥の高い山、平尾台周辺になります。
ということは筑豊方面からの動きもここから
把握できていたと思われます。
そして北東側。
いわゆる関門海峡ですね。
ここはビルが多く、
今ではあまり眺望はよくありませんが、
当時だとすぐ先が海であり、
(写真左側の小倉駅辺りが海岸線)
把握できていたことでしょう。
このように実際に目で見ることで、
当時の小倉城が与えたこの地域への影響度が
なんとなく肌で実感できるのもとてもいい点。
当時の情勢を知っておくと
さらに楽しめる天守閣といえます。
さて、天守閣から降りて次は周辺散策。
城プロの絵に描かれているモデル?
大砲も鎮座。
戦前は本丸跡地に陸軍基地もあったので
その名残かな?
お次は城の西側へ。
北九州出身の作家、松本清張の名前を冠した
「清張通り」。
ここから見る小倉城は
紫川(東側)から見る姿とは
また一味違います。
写真のように石垣と水堀の姿が残っており、
親しみやすさのある紫川沿いとは別の
威厳と威圧感を持った、
戦国時代に建てられた事を示す
堅牢な印象を残します。
そしてそこからリバーウォーク沿いに歩くと
見えてくる漆喰色の壁と荘厳な門。
ここが二つ目の見どころ、八坂神社です。
細川忠興が小倉に城を構えた際に創建された
神社であり、明治時代までは祇園社と
よばれていたそうです。
創建当時は鋳物師町という、
現在都市高のJCTがある地域に
あったそうですが、昭和の時代に
城郭内へ移築されたそうです。
そして境内ですが、
城郭と一体になった構造で
本丸との通路も繋がっているという
面白さがあります。
ここから見る小倉城は正に当時の面影が見え、
没入感を与えてくれます。
そんな八坂神社を抜け、次に訪れたのは
本丸横の小倉城庭園。
こちらは細川家の後に小倉城を拠点とした
小笠原家の別邸跡に江戸時代の建築様式を
再現した庭園です。
ここも入場料は300円。本当安い。
都心にありながら写真のような庭園を見つつ
ゆったりするのは何とも贅沢ですね。
そしてここから見る小倉城。
今度の姿は「雅」という言葉が似合う佇まい。
今回訪れたのは秋と冬の間くらいでしたが、
これも時期を合わせれば春は桜満開、
夏は緑が生い茂り秋は紅葉。
天気が合えば雪化粧をした小倉城を
見ることができるかもしれません。
もちろんこの庭園にある建物もとてもいい。
後ろのリバーウォークに負けない存在感。
天気が良ければさらに綺麗な写真を撮れる
絶好の撮影スポットでもあります。
ちなみに園内では本格的なお茶と和菓子を
500円でいただくことも可能。
今回はちょうど終わってしまったので次回の
取材でしっかり取り上げますね。
さあさあそして最後の穴場へ。
それはおとなりリバーウォーク北九州。
ここの5階、北九州芸術劇場があるフロア。
小倉城よりの場所にとっておきスポット。
それがこちら。
水鏡写しの小倉城。
背景の良さもあり、本当に綺麗。
ここで水が流れる音をBGMに
ゆったりとお城を眺める。
なんと優雅な時間の使い方。
ぜひともこれはご自分の目で見て耳で聞いて
体感してほしいです。
そしてそろそろお腹も空いたころ。
最後にご紹介するのは小倉城を見ながら
ご飯を食べられるリバーウォーク4階
「ポポラマーマ」さん。
他にも見ながら食べられるお店はありますが、
ここはカウンタータイプの座席となっており、
おひとりさまでもOKな雰囲気でぐっど。
まだまだご飯で紹介したい所がありますが、
そこは次の更新で追加するのでお楽しみに。
ちなみに小倉城が見えなくても
美味しいご飯は小倉にいっぱいあります。
それを紹介した記事もあるのでぜひご一緒に。
そんなわけで駆け足で紹介した小倉城、
いかがでしたか?
城プロというゲームでキャラが実装され、
今後小倉城を好きになってくれる方が
増えると思いますし、
その方々を満足させてくれる
お城であるとも思います。
そんな方々へ、実際の城郭訪問への
足掛かりとしてこの記事が
お役にたてたら幸いです。
あ、あと今回の記事で
「城プロってなんぞ……?」
と思われた方、悪いことは言いません。
お城達と一緒に日本、救いませんか?
と、新規殿様方を勧誘したところでこの辺で。
最後に今回の取材で撮った様々な小倉城の
ショットを載せて今回はおしまい。
夜のライトアップ、素晴らしいなぁ。。。
見るポイントによって
様々な顔を見せてくれる小倉城。
そんなお城に会いに、ぜひ、北九州へ
お越しくださいませー(^ω^)