こんばんわ。
久々に1つの曲だけで感想文書くモチベーションが高まったので今年初記事をこの曲に捧げることに決めたぎらりょうです。
いつものことなんですけどとにかく心に浮かんできた感想を書きなぐるタイプの記事なんで見にくいと思うんですけどご容赦ください。
普段は色んな作品を見てぶっ刺さった作品の感想文をちょくちょくあげてたのですが、昨年はなんか色々あって全く更新できず。
ついに執筆モチベーションも終わったのか……
そんなことも頭をよぎったぎらりょうさんの脳を震わせ、心臓のドラムを叩いてくれた曲が早速生まれました。
それがこちら。
BUMP OF CHICKENの新曲「Sleep Walking Orchestra」。
TVアニメ「ダンジョン飯」のオープニング曲です。
前述のようになんだかいろいろ枯れてきているな……と思いながらTwitterを眺めていたら、フォローしているいろいろな属性のアカウントが同時多発に「面白かった!」とつぶやく瞬間に立ち会いました。
作品名の「ダンジョン飯」という文字列を見てすぐニコニコ動画へ。
余談ですけどアニメ見るならニコニコ動画ってかなり環境良いですよ。
みんな戻っておいでニコニコ動画。
シリアスな世界なのかな?という冒頭から「あっ、これギャグだな?」というやり取り、ゲテモノのはずなのに完成品は美味そうだし調理シーン中のうんちくが現実性を高め、そして叫ぶマルシル。
あっという間の20分間で楽しかった~と一息ついたタイミングで流れてきた曲に耳を奪われました。
ケルトやアイリッシュの風を感じる楽器の音色から始まり、なんだか耳に、いや記憶に残る声色が聞こえる。
あれ、バンプじゃない?
そう思ったタイミングでサビに突入。
クレジットに並ぶ「BUMP OF CHICKEN」の文字。
うお~本当にバンプだ~と思った瞬間に脳が揺れました。
── さあ今 鍵が 廻る音 探しものが囁くよ ──
ここのメロディに脳に雷が落ちたかのような刺激が走り、自然に涙が出ました。
本当に、本当に稀にあるんですよ。
聞いた瞬間に脳が震えるメロディが。
そうこうしているうちにアウトロ。
静かなAメロBメロから開放されたようなサビに繋がり、そしてまさにケルト音楽のように最後に向かって盛り上がり続け、\オゥ!!/という心地よい掛け声まで入ってからの終わり。
すぐに曲が始まった時間に戻って、曲を流しながらYoutubeを立ち上げ。
そして公式のOP映像を見つけちゃったが最後。
その日寝るまでこの曲が部屋に響き続けました。
なんだろう。
本当に久しぶりに「一聴き惚れ」したんですよね。
こうなるともうこの曲しか聞けない、というゾーンに入っちゃうわけなんですよ。
で、だんだんメロディだけでなく歌詞にも感じ入るようになっていくわけです。
というのもYoutubeのTopicでフルがあったので。
ファンの皆様からは怒られるかもなんですけど、まじで最初Aメロ聞いた時は洋楽と思ったし、バンプが歌ってると分かったあとも英語の歌詞が入っていると思ってたんですよ。
歌詞確認したらすべて日本語オンリーでびっくりしました。
OPで聞いた部分の歌詞も好きなんですけど、特に好きになったのが2番のサビ後半。
例のごとく脳を震わせた部分の歌詞。
── 未だ響く心臓のドラム それしかないと導くよ ──
── 疑いながら その全てで 信じた足が運んでくれる ──
ここの一節が、今回本当に久しぶりに筆を執らせてくれました。
自分が感想文を書くのって何がモチベーションなんだったっけ?
そうだよ、自分がハマったところ、好きになったところ、泣いちゃったところをみんなに共有したいんだよ。
それしかないよと導いてくれたんですよね。
どんなに枯れたと思っていても、未だに燻っていた想いを引っ張り上げてくれました。
なんというか『さあ今 鍵が廻る音 探し物が囁くよ』という歌詞がドンピシャなんですよね。
この曲で感想文を書きたいっていうモチベーションが、感想文を書いているときの高揚感を表す心臓のドラムをもう一度響かせてくれたんですよ。
いや本当すごいなこの歌詞。
またファンの皆様から怒られそうなんですけど、バンプといえば自分が小中高大の頃に必ず一回は聴き、カラオケに行くたびに友人の誰かが歌う『天体観測』のイメージが強すぎて、なんというかあの頃の青春の中にある意味囚われていたんですよね。
その思い出の中から今も生きてるぞ!!!!!!!!!!ってガラスをぶち破ってきたんですよ。
そらみんな天体観測聞くし歌うよね、という実感が一気に湧きました。
やっぱすごいんですよね、もう何十年も前なのに今でも色褪せない曲を作り出すバンドっていうのは。
閑話休題、流石に自分語りがなげえなと書いてる途中で思ったから好きなところプレゼン。
というかまあここまで書いた通り一番好きなのはサビの後半なんですよね。
歌詞のコーラスとベースの響きとドラムのリズムの重なりが、脳を震わせるんですよね。
言語化できないのが物書きとしてもどかしいんですけど、今のスキルではこれしか言えない。
「鍵が廻る音」の「わ」の部分の響きが特に震わせるんですけど、これなんか専門用語とかないんですかね?
あったらそれで他の曲も発掘したい。
あとこれはアニメOPの映像と合わせて好きな部分なんですけど、このサビ後半の映像って登場人物たちの顔を見せないカットが続くんですよね。
特に2番目の女の子が駆け寄るカットがあるんですけど、そこが上に書いた「わ」の響きと合わせてなんか涙腺を刺激するんですよ。
なんだろうねこれ、いわゆるマリアージュってやつですかね?
あとこれはもはや曲全体ではあるんですけど、何度聞いても全く飽きが来ない。
イントロは短いながらも耳に残るケルト調のメロディ。
Aメロはシンプルな構成と淡々と呟くような歌声。
Bメロはベースの響きが前に出てきて語りかけるような声で歌う構成。
このある意味暗い進行から一転して一気に盛り上がるのがサビ前半。
一気にバンプだ!とにわかでも分かる歌声になるんですけど、まだ前半は盛り上がりつつ少しマイナーな響きと感じるんですよね。
で、真打ちのサビ後半は階段を上がるように半音ずつ上がっていき、このマイナー感もなくなることで一気に開放感が出ているのかなと思います。
あ、だからアニメの映像で登場人物たちのカットが連続するのが「冒険感」を掻き立ててるのかな。
そして短めのケルト調間奏を経て2番に入るんですが、Aメロがこもる感じの音楽になるんですよね。
ここがなんというか飽きのこない部分なのかなと思ってて、まさに曲名にあるオーケストラのように複数の章が曲の中にあるように感じるのって、ここで音がこもることで感じるのかなって浅学ながら思うのです。
こもった音から音が増えていきながらBメロに入り、ここからサビまでは同じ構成。
そして2番サビが終わってから間奏に入るんですが、ここの間奏も良いんですよね。
イントロと同じメロディなんですけど、同じメロディを繰り返すことでケルト音楽感が強まりどんどん盛り上がります。
てか間奏後半のドラムのリズムが心地よすぎ。
そしてカッコいいカッティングからラストサビ。
間奏で同じメロディを繰り返していたからこそ、改めて新鮮な気持ちでサビの気持ちよさを浴びることができ、そしてまた後半で泣く。
盛り上がりも最高潮を迎えながら入るアウトロがまたいい。
間奏よりも高い音階で流れるメロディで一気に明るくなり、掛け声まで入って最高潮の盛り上がりの中で終わる音楽。
いや~、この4分を語るだけでもう1000文字行きそう。
ここまで語れる曲も久しぶりで、書く事の楽しさを思い出しました。
そして書いている途中になんとMVも公開(マジで知りませんでした)
MVもカッコいい。
映画風のスタートからストップモーション、ドット絵RPGにイヌカレー空間、そしてラストサビの線画から実写に変わる演出。
MV単体でも物語性があってこれもヘビロテ。
アニメOPでも美味しく、MVも美味しく、曲だけでも美味しい。
なんだこの1粒で3度も味わえる曲は。
1人でも多くの人に聞いて欲しいし、特になんか青春の頃に聞いたなぁみたいな枠に入っている人にこそ聞いてほしいなと感じたこの曲。
気づいたら3,000字超えてたのでこのへんで。
このままダンジョン飯の感想文も書こう。
それではまた次回の感想文でお会いしましょう。
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