こんにちは、ぎらりょうです!
本日は第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会一回戦開催!
そして、、、
帰ってきたっちゃ本城!!!!!(CV.福山雅治)
以前の記事で大々的に「ありがとう、本城!」と書いてましたが早速里帰り。笑
ある意味ギラヴァンツにとっては実家に帰るようなものですよね!
うおー、HPすっげえシャレオツ・・・(^ω^)
アルヴェリオ高松は現在四国リーグで戦っている社会人チーム。
元々は高松北高校のサッカー部OBが集まってできたクラブで、
そこから香川県リーグを優勝し四国リーグに昇格。
昨年は天皇杯本戦初出場で、セレッソ大阪と対戦しているというチームです。
なお中の人は何回か「アルテリーヴォ」で検索し、和歌山がヒットするという
ことを某リゼロのように繰り返してましたハイ
そんなチームを聖地・本城に迎えての今回の試合、早速入りたいと思います。
1.幸先良い立ち上がり、前回との違い
さあ懐かしの本陸メインスタンドに到着し早速の一枚。
今日は過去最高レベルか!?ってほどの晴天。
こうして見ると本陸もけっこう眺めがいいですよね!
そんな本日のスターティングメンバーがこちら。
注目は初スタメン、鈴木翔登選手と茂平選手。
この二人は個人的にも好きな選手であり、共に若い年齢ながら様々な経験を持つ
これからが楽しみな選手なので、この試合をきっかけに大きく羽ばたいてほしい!
そしてもう一つ。
今回、FW陣が大入れ替え。
水永・平井両選手のコンビという破壊力がありそうな前線に早速いい予感がします!
そして、キックオフ。
チャンスはすぐにやってきました。
GKがはじいたボール、その先にはFW平井選手。
後は蹴りこむだけの場面、
気持ちが入りすぎてしまったのか、上に外してしまいました。
会場からはため息。
「今日もヤバいんじゃないか・・・?」
一瞬そんなことも考えてしまいます。
しかし、今考えたらそれで完全にエンジンがかかったのだと思います。
そのシーンから10分が経った時でした。
右サイドからのクロス、しっかり頭で合わせたのは決定機を逃したストライカー。
平井選手のゴールにより先制!
とりあえずリードを奪えたことによりホッとするスタンド。
しかし、ここから我慢の時間が始まります。
ボール支配自体は完全に北九州。
どんどんボールを奪い、シュートを打ち、ゴールを狙います。
しかし、なかなか決まらない。
その様子は前回の福岡大会決勝を思い出させる展開になります。
そんな中横パスをカットされピンチの場面。
なんとか失点せずに済みましたが、この後の展開が少し怖くなります。
2.キーマン、覚醒。
「不安になる勝利。」
前回、九州産業大学と戦った福岡大会決勝はまさにそのような言葉が
思いついてしまうような内容でした。
その時の様子は前回の記事を見ていただくとして・・・↓
今回の試合も、その時の記憶が少し頭の片隅を掠めるような展開が続きます。
特にパスカットからのピンチはそれが顕著に表れたシーンでした。
でも、そんな流れをついに断ち切ってくれました。
J3開幕戦、ミクスタ初ゴールを決めた背番号20。
花井聖選手のシュートが、あのもどかしい記憶を消し去りました。
2-0。
そして前半終了間際、ついにこの選手が決めてくれました。
今年入団選手の中で個人的に一番応援している選手、
そして入団一年目でキーマンの意味を持つ背番号7を与えられた彼。
茂平選手の入団後初ゴールにより、3-0!
皆の不安を一蹴する展開になり、前半終了。
まさしく中盤2人のキーマンが試合を動かしました。
3.躍動する攻撃陣
前半終了にかけてついに流れがよくなったギラヴァンツ、
後半もこの流れのまま試合を決めてほしいところ。
それは他の観戦者も同じだったみたいで
「次は四点目だぞ!」
「もっと点を取りに行こう!」
という声が聞こえてきます。
そんな声を背に受けた選手たちも気合いの円陣。
通常よりも長い円陣、恐らく色々なことの最終確認が行われたのでしょう。
それだけ選手たちもモチベーションを高く持って後半に臨んだんだと思います。
そして、後半開始。
まず口火を切ったのは嫌な流れを断ち切る二点目を決めた花井選手。
後半始まって10分で追加点を決めるとここからギラヴァンツのゴールラッシュ!
その5分後にはFW水永選手が決め、5点目!
それに奮起されたのか、次は相方平井選手がゴール!
更にはコーナーキックからDF西嶋選手がゴール!
次々にゴールを重ねます。
その後もギラヴァンツの勢いは止まりません。
まるでFW同士で競争しているかのように、水永選手が2点目を決めます。
さらに花井選手がペナルティエリアで倒され、PK。
それを冷静に決めた平井選手、今シーズン公式戦初のハットトリックを達成します!
そしてゴールラッシュの最後を飾ったのはこの日躍動した背番号20でした。
ラストは花井聖選手のこの日3点目のゴールが決まり、10-0!
最後までペースを握られることがない完勝でした。
このスコアボードはかなりレアになるだろうなぁ・・・
そしてこの試合の一番よかったことは試合後に起こります。
試合終了後、アルヴェリオ高松の選手がスタンドへあいさつに来てくれました。
そしてあいさつに応える拍手、声援。
そしてその光景はゴール裏でも。
ゴール裏からはあいさつに応える高松コール。
会場のいろんなところから
「また戦おう!」
「早く上がってきてな!」
という声援が送られます。
うん、やっぱりこういう所がいいんですよね、天皇杯って。
試合が終わったら、ノーサイド。
高松の選手だって絶対悔しいはずなんです。
それでも、あいさつに来てくれる。
試合中だって、点差が開くとプレーが荒くなってしまうこともよくあります。
それでも、高松の選手たちは最後までフェアプレーで戦ってくれました。
そんな姿を見たら応援したくなるに決まってるじゃないですか!
どうかこの記事を見た香川県の皆さん、
カマタマーレ讃岐ももちろんですが、アルヴェリオ高松もぜひ応援してください!
4.戻ってきた選手たち、そして新しい光
さあ、そんなことで書いてきた今回の試合ですが、今回やはり大きいのは
今までケガなどで戦列から離れていた選手が復帰し始めたということですね。
まずはDF、福田俊介選手。
昨年後半、チームの守備が改善され始めたのはこの人の加入がきっかけでした。
しかし、結果は降格。
それでも、彼はこのチームを選んでくれました。
そんな選手の復帰はチームにとってとても大きなことになると思います。
次にMF、井上翔太選手。
開幕戦以来戦列を離れていましたが、この試合で途中出場。
石神選手交代後のフリーキック全般を任され、度々チャンスを演出しました。
そして今まで出場が無かったDF、鈴木翔登選手。
とっっっっっても目立つスキンヘッドのおかげでよく動きを追えていましたが、
僕個人としてこの試合一番の光明を見たのはこの選手でした。
守備面で見ても特に怖いシーンがなかったのはもちろんですが、
特筆すべきは攻撃の最後列からの組み立て。
鈴木選手から放たれるサイド裏への鋭いパスが度々チャンスを作ったのは
あの場にいた人は目に焼き付いたでしょう。
彼の足から始まる超速攻をぜひリーグ戦でも見たい!
そう思わせてくれる今回のプレーでした。
また、若手選手も躍動します。
まずはDF、福森健太選手。
思いっきりのいいランでスペースに走りこみ、クロスを量産。
思いきりの良さがさらに磨かれることに期待!
次にクラブ初ユース出身、梶原夕希也選手。
梶原選手の投入にスタンドも盛り上がります。
「ゴール決めろー!夕希也!」
「ガンガンいけー!」
「いいぞいいぞ夕希也!」
と人一倍声援を受ける梶原選手。
それだけ初のユース出身の選手として愛されているんだなぁと実感。
本来のポジションはDFですが、今日は前目のポジションへ。
そうした監督の意向にこたえるかのように積極的に攻撃に参加します。
そしてその姿勢が結果を残しました。
ギラヴァンツ8点目の水永選手のゴール、ゴールラインギリギリまで食らいつき、
そこから放った低めのクロスはしっかり水永選手へ届き、初アシスト!
会場からも割れんばかりの歓声が上がりました。
次は初ゴール目指して頑張ってほしい選手です!
もちろん他にもFWコンビの大覚醒などよかったことを挙げればキリがないですが、
僕としては特に鈴木選手というこのチームの新たな武器が見つかったというのが
とても大きいと思いました。
そんな内容としても見ごたえのあった久しぶりの本城陸上競技場。
帰路に着くサポーターの嬉しそうな背中を、次はミクスタで見たいですね。
ということで今回はこの辺で。
ではまた次に記事でー(^ω^)