こんにちは。
試合直前更新がデフォになってきた
ぎらりょうです。
今回は久々!
雨のミクスタで行われたカターレ富山との
一戦について。
今シーズン、というよりスタジアム完成から
続けてきたバックスタンドでの観戦ですが、
ついに、嗚呼ついに終焉の時。
流石に降り続く雨の中試合を見る修業は
本城陸上競技場の時にたっぷりと
味わいましたし、なによりカメラが死ぬ。
ということで初のゴール裏からの観戦を
やってみることに。
するとそれが大当たり。
普段とは違う角度から見るサッカー、
これが面白い。
攻撃の際に選手がどのような順番で
上ってくるか、そしてどのように
相手選手を外してフリーになろうとするか。
横から見るサッカーとはまた違う楽しみ方が
そこにはありました。
せっかく今シーズンはバックスタンドと
ゴール裏が同席ですし、前半後半などで
座る位置を変えてみるのも
楽しいかもしれないですね。
さあそして試合の方なんですが、
正直苦しい流れが続きました。
今シーズン初めてスタメンを勝ち取った
フェホ選手、そしてそこに向けて放たれる
前線へのボール。
ですがこれがなかなか収まらない。
やはり前線で収まれば攻撃も安定しますが
逆に収まらない場合は決定機にもなかなか
持ち込めなくなります。
そんな中でシャドーの位置から井上選手など
飛び出しによるチャンス構築を行います。
両者譲らず前半は0-0。
そして死闘の後半へ。
後半、先手を打たれたのは北九州でした。
右サイドに展開されゴール前へクロス。
キーパーも動けないコースに流れたボールが
相手の11番に届いてしまいます。
0-1
先制点を決められるという、
負けが多いチームには本当苦しい展開。
それでも勝利の女神がほんの少し悪戯。
先制点の3分後、ギラヴァンツ右サイド
野口選手がペナルティエリア右で奮闘。
ボールを失わず井上選手へ。
そして井上選手からゴール前フェホ選手へ
カーブをかけたクロス。
そのボールはフェホ選手には届きません。
届きませんでしたが、ゴールマウスへ。
そして、揺れるゴールネット。
1-1。
ギラヴァンツ、幸運を味方につけたゴールで
試合を振り出しに戻します。
もちろんゴール自体は幸運ですけど、
そうなった環境としては存在自体が驚異の
フェホ選手、ゴールに向かって曲がる
相手キーパーとしても嫌なボールを選択し
蹴り切った井上選手など、
幸運一辺倒ではないことだけは
付け加えておきますね。
さてそんな先制された状況では一番ベストな
展開になったギラヴァンツ。
しかし、そんな勝利の女神の悪戯を
サッカーの神様は見逃さず、
同等の試練を与えに来ました。
それがフェホ選手の退場。
相手選手との競り合いの中でひじを出し、
それを主審に見られ御用。
もともと前半ではシミュレーションで一枚
イエローカードを貰っていたフェホ選手。
そんな状況での危険な接触プレーが決定的な
退場理由となってしまいました。
同点には追いついたものの一人少なく、
その上前線での攻撃を方向付ける選手の
退場は大きなものでした。
この状況に笠をかけて攻撃を仕掛ける富山。
何度も何度も失点間際の危ない状況が
続いてしまいます。
僕個人としてはせめて失点せず引き分けで
終えられるのがベストではないか、という
ちょっと弱気な考えになっていきます。
それはここ数年「逆転劇」というものを
なかなかギラヴァンツは上映できていない。
そのような勝ちのビジョンが描きにくい
状況が続いていたのです。
そんな中での選手交代、入ってきたのは
背番号8、安藤選手。
豊富な運動量と鋭いシュート。
疲れがたまっているであろう後半に
入ってくる選手としてはこれほど嫌な選手は
いないだろうという選手交代でした。
そして事実安藤選手が入ってからの北九州は
一人少ないという状況にもかかわらず、
再び攻撃できるようになっていきます。
そして、その時が訪れます。
左サイド、交代の安藤選手が粘ってからの
流れからクロス、それをゴール前前田選手が
シュートするも相手キーパーのビッグセーブ
によりコーナーキックへ。
このシュートの影響で沸くスタジアムの中で
蹴られたコーナーキックが、勝負を決めます。
ファーサイドへ蹴られたボールを折り返し、
こぼれたボールの前にいたキャプテンは
右足を振り抜き、ゴール裏へ駆け出しました。
2-1。
ギラヴァンツ北九州、一人少ないという
本当に苦しい状況の中、ついに逆転に成功。
その後の相手の攻撃も封じ切り、
今シーズン初の逆転勝利を飾りました。
雨が降る中一人少ない中での逆転勝利。
これはチームが生まれ変わっていっていると
思うには十分すぎる結果でした。
このいい流れを保ったまま、
まずは今シーズン残りのホーム戦全勝利、
そして来たるべきJ2復帰へと突っ走って
ほしいと思えた試合でした!