こんばんは、ぎらりょうです!
さあ、まずはいきなりこんな写真を。
ブランド牛の「小倉牛」、
これを一頭丸焼きにするという豪快な料理!
毎年一回は必ずギラヴァンツのホームゲームで
行われるイベントです。
そんなイベントが行われる今回の試合、
ギラヴァンツが勝負をかけた『ギラフェス』、
まさにこの夏最後の北九州の「お祭り」でした。
開幕戦以来のスタジアム横広場での出店!
普段はあまり飲まないのですが、
今日は豪勢に門司港地ビール!
お一人入場の僕でもこんな豪勢になるんですから、
お祭りというものは素晴らしい。
今日は見た感じ団体さんでの来場も多かったので、
より楽しい観戦体験ができたんじゃないかと。
ということで試合前の様子もほどほどに、
早速今回の試合について振り返りましょう。
1.大入りのスタジアム、選手の気迫。
さあ腹鼓も打ったところでいつもの定位置に・・・
と思ったらすでに多いという嬉しい誤算。
だって開始一時間前には既にこの状況。
三階席の上段まで埋まっているという素晴らしさ。
ほとんどの人が黄色のユニフォームを着る光景。
今までの積み重ねが、今日の日を作り上げた。
そうしみじみしつつ、席を確保。
いやぁ、本当にいい光景だ。
そして選手入場、ここでひとつサプライズが。
今回のキックインセレモニー、数年来のサポは
その名前を聞いてハッとしたでしょう。
林祐征。
2011年に北九州に加入。
大柄な体格を駆使したプレイでその年9ゴール、
前年一勝しか出来なかったギラヴァンツ躍進の
一翼を担った選手です。
そんな彼の一番思い出に残っているゴール。
当時初のJ1昇格へ勢いに乗っていたサガン鳥栖。
しかも後半逆転されてからの1ゴール1アシスト。
逆転ゴールを決め、ゆっくりゴール裏に歩いてくる
林選手の姿は今でも鮮明に覚えています。
そんな林選手の登場にゴール裏も林コール。
まさかミクスタでこのコールを聞けるとは。。。
そんな感動に試合前から(´Д⊂グスンときてましたw
感動のキックインセレモニーも終わり、円陣へ。
こころなしかいつもより長い時間組まれた円陣。
恐らく選手の中でも「絶対に勝とう!」、
そんな会話が交わされていたのでしょう。
そして大入りの観客が見つめる中、キックオフ。
まず攻め込んだのはギラヴァンツでした。
今回の戦術では池元選手の飛び出しが多く、
その背後からやはりSBなどの選手が走るという形。
そうなると琉球の選手も中々上がることができず、
ギラヴァンツの時間が増えます。
一方で飛び出しはオフサイドのリスクもあります。
(オフサイドって?という方、下の記事をどうぞー)
特に惜しかった場面が一つ。
左サイドからのサイドチェンジのパス。
それを恐らく右SBの福森選手が前に。
そのボールから池元選手が抜け出し、ゴールへ。
会場も沸きましたが、残念ながらオフサイド。
先制点を取ることができませんでした。
しかし、ここから琉球の反撃が始まります。
段々と慣れが出てきた琉球。
セカンドボールを奪うと素早く前線へ展開、
ゴールへ迫るプレイが出始めます。
となるとギラヴァンツ側も下がらざるを得ず、
段々と試合はこう着状態へ。
何度か危ない場面はありましたが、
そこはGK山岸選手を筆頭に防いでいきます。
そんな選手たちを後ろから支えるサポーター。
その声に応えるかのように好セーブや的確な指示を
GK山岸選手は続けます。
その姿からは普段以上の気迫を感じました。
その声に攻撃陣も応えたい!
そんな頑張りがいくつも見えますが、
チャンスが生まれど決定機まで持ち込めず。
そして、前半終了の笛が鳴りました。
0-0。
今日に賭ける気持ちが見えつつ、得点には至らず。
後半に期待。
2.耐える時間、歓喜の瞬間。
ハーフタイムも終わり、後半へ。
次はサポーターが待つゴールへ攻めます。
立ち上がりは、再びギラヴァンツ。
やはり池元選手の飛び出しを軸に攻めが続きます。
続けざまにチャンスを作りますが、
琉球守備陣のディフェンスにあと一歩が遠い。
後半でもオフサイドを取られる場面が続きます。
オフサイドを取られたことに悔しがる池元選手。
そこにこの試合に賭ける思いが見えていました。
しかし、段々とボールが琉球側に出始めます。
ギラヴァンツ守備陣もよく守りますが、
段々とゴール前へ。
シュートも段々打たれるようになり、
攻撃に中々移れません。
そんな中でも大きな声で鼓舞し、
チームを支えたのは彼でした。
横っ飛びのスーパーセーブ、果敢な飛び出し、
珍しくイエローカードを貰ってしまうほどの気迫。
GK山岸選手は精神的支柱としてチームを支えます。
そして魔の後半30分の時間に入ります。
この時間帯にギラヴァンツは失点が多く、
そのために取り逃がした勝ち点も多いです。
実はこの段階で全試合のことが頭をよぎり、
つい不安になってしまったことを覚えています。
それでも、今回のギラヴァンツは必死に守り、
そして必死に駆け上がって攻撃を行い、
何とか無失点を続けます。
そして、その時は来ました。
途中交代で入った茂選手、
相手のパスを中盤でカットしカウンター。
中に切れ込むもDFにカット、
ですがその先に彼はいました。
彼の狙い澄ました左足のシュート。
その軌道に観客が注目し、そして歓喜しました。
この夏新加入したMF山藤選手、
彼のスーパーミドルが決まり、先制!
大入りのスタジアムは大歓喜に沸きます!
しかし琉球も黙ってはいません。
どうにかして同点に持ち込もう。
次々とギラヴァンツゴールに襲い掛かります。
しかし、約14,000人がギラヴァンツを後押し。
そして、試合開始から走り続けるエースもいます。
その姿に涙し、声援を送った方もいるでしょう。
その会場の雰囲気は、
まさにホームアドバンテージを作り上げました。
そんな雰囲気の中、二度目が訪れます。
池元選手が最後まで追い、相手GKのパスに乱れ。
それを奪った川島選手、前を走る安藤選手へパス。
そのパスをしっかり受けた安藤選手。
目の前にはGK、そして歓喜を待つサポーター。
力を込めて振りぬいたシュートは、
ものすごい勢いでゴールに突き刺さりました。
こちらも新加入、
MF安藤選手のゴールが試合を決めました。
歓喜に沸くスタジアム。
サポーターと喜び合う選手。
サッカーの醍醐味が、そこにありました。
そして響く、試合終了のホイッスル。
この夏最後のお祭りを勝利で締めました!
喜びに沸き、それを分かち合うスタジアム。
これほどまで最高な試合に、
心を奪われた方も多いでしょう。
この雰囲気があれば勝てる。
そう思える程今日の試合は最高の雰囲気でした。
もちろんまだまだ試合は残っています。
残念ながらJ2昇格圏にはまだ入り込めていません。
それでも、今回の勝ちで一歩踏みとどまりました。
選手たちがこれからも全力以上の力を出せるよう、
この熱い空気を毎試合作れたら、
年末には最高のニュースが待っているでしょう。
それを楽しみに、
また次の試合もぜひ見に行きましょう!
それではまた次の試合で!