サッカー界隈の皆様、お久しぶりです。
ぎらりょうです。
どうしましょ。
コの字のウイルスのせいで中断が続くも無観客、そして有観客試合まで復活してもうすでに数試合経過しているのにまだブログの更新をしていませんでしたあらやだ。
といっても一試合除き有観客解禁からはホーム試合はちゃんと行っておりまして。
先日新しくなったPCくんとともにガンガン更新しようと思ってたんですが、いつのまにか書く前に次の試合が来ちゃっていて全然更新してなかったですね。
自分もたまった分どうしようかなーと考えていたんですけど、最初の試合はもう1か月以上前になるのでいっそのこと全部まとめた記事にして更新しようそうしよう。
そう決心しましたので今回は豪華三本立て!
もはや懐かしさもある京都サンガFC戦、格上相手に堂々とした勝利を手にした徳島ヴォルティス戦、そして昨日のツエーゲン金沢戦を振り返っていきたいと思います。
1.圧倒的エースを抑え込み勝ち点をゲットした京都戦
振り返り一試合目。
開幕2連敗からスタートし、やはりJ2の壁は高いのか……と思っていたところFC琉球戦では4発大勝、続く地力のあるファジアーノ岡山戦でも2-0の勝利し、J2でも戦えると自信を持ち始めた流れで迎えたこの試合。
しかし相手京都サンガFCはシーズン前の補強大成功組のひとつと呼ばれ、広島・浦和で活躍し続けた森脇健太や8/12現在J1オルンガJ2ウタカJ3イスマイラと呼ばれる化け物FW、ピーターウタカが在籍。
それ以外にも有力な選手が集まるまさに高い壁。
そんな相手に対して、ギラヴァンツ北九州はエースウタカに低身長DFの村松航太がマッチアップするという、一見ミスマッチのような状況で戦うことを選びます。
ここまでスタメンの座を守る新進気鋭のルーキーとはいえ、相手は百戦錬磨超フィジカルを持つ助っ人FW。
本当にこのチョイスで抑え込むことはできるのか。
そんな不安が一瞬よぎりますが、その不安をプレーで吹っ飛ばしたのがこのルーキー。
ウタカに仕事をさせず、サポーターを含め期待を超える働きを見せてくれます。
それに奮起し、他の選手たちも奮闘。
圧倒的な”個”のパワーをぶつけてくる京都相手に組織的に立ち向かい、そして引き分け。
結果こそは痛み分けでしたが、この京都相手の引き分けこそギラヴァンツ北九州の躍進を支える自信になったと今では思います。
2.完全上位相手に完璧な勝利を収めた徳島戦
京都との試合で自信を獲得した我らギラヴァンツ北九州。
そこから怒涛の連勝……とはいかず、今季J1から降格した名門ジュビロ磐田相手に0-2の敗戦。
しかし、この試合自体も前半から数多くのチャンスを作り、組織的に名門を苦しめます。
それでも最後の決定力やプレーの質により力及ばず。
そんな状況でも、逆に元J1相手にチャンスを作り続けたという自信に変えてしまったのが今年のギラヴァンツ。
続くレノファ山口戦ではしっかり2-0での快勝。
勝つという経験とレノファ山口から初めての勝利を奪い、ホームに帰還します。
そんな状況で対するのは知将リカルド・ロドリゲス率いる徳島ヴォルティス。
奇しくも現ギラヴァンツ北九州を率いる小林監督が四国初のJ1昇格を成し遂げたのも、この徳島ヴォルティス。
J1の壁に阻まれJ2降格を味わうも、再びの栄冠を勝ち取るため虎視眈々とチーム強化を続け、この試合時点で3位という強豪。
そんな相手に、ギラヴァンツの若手が躍動します。
チームの暗黒期を知り、そんな中でも戦い続けた男・福森健太。
彼の持ち味であるクロスは、今ではJ2でも指折りの武器となりました。
そんなクロスに合わせたのは昨年開幕戦、あのギラヴァンツが今年は違う。そう思わせるゴールを決めたディサロ燦シルヴァーノ。
まさにその時のシュートを彷彿とさせるヘディング弾がゴールに突き刺さりました。
さらにその流れに乗ったのは安心と信頼の横浜Fマリノスブランド、今季の大きな武器へと成長した椿直起の技あり弾。
そして守っては神様仏様と並び称される永井様!
試合途中は負傷した相手GKにハーフラインまでダッシュして激励するという熱血漢ぶりも見せ、2-0のクリーンシートで勝利。
きたく!
— ぎらりょう🌻動画制作中…… (@giraryo) 2020年7月29日
今日撮った写真の中でも、これだけは一番に出したかった写真を。
後半、徳島GK長谷川選手が負傷交代……
その時ハーフラインまで走ってエールを送りに行ったのが、われらが北九州のGK永井選手。
もちろんプレーでも最高のモノを見せたけど、今日イチの名場面だと思う。 #ギラヴァンツ北九州 pic.twitter.com/Sw1xht1sQ7
この勝利こそ自信を確信に変えた試合、そう思います。
3.苦しい状況でも諦めずに勝ちをもぎ取った金沢戦
そしてお待たせしました最新の試合です。
徳島戦から続きJ1降格組の松本山雅相手に堂々とした2-1勝利、そして同じ昇格組の群馬相手には今シーズン初の逆転勝利を収め4連勝。
『北九州本物なり』
[2355号・裏表紙] 北九州本物なり(サッカー新聞エルゴラ金・土曜号) #2020の主役は誰だ #jleague #j2 #giravanz pic.twitter.com/u18cyAHVxX
— サッカー新聞エルゴラッソ (@EG_spy) 2020年7月30日
そんな煽り文でトップを飾るほど、自他共にギラヴァンツ北九州の実力は認められ始めています。
しかしそんなギラヴァンツにも不安が。
それはスタメンの固定。
圧倒的成長を遂げるギラヴァンツの屋台骨は國分伸太郎と加藤弘堅というダブルボランチがカギを握っており、そこに前線の高橋大悟と椿直起という技術を持つ二人が暴れまわることが威力を発揮していました。
しかし今年はコの字のウイルスのせいで超過密日程。
いつまでも同じメンバーが出続けられる保障はどこにもありません。
そんな懸念があったかどうかはわかりませんが、この試合はスタメンが大幅変更。
上記にあげた4人の他に4試合連続ゴール中のディサロも外れるという大胆な変更。
もちろんここまで変わってこれまで通りの戦いができればもはやなんの憂いもないですが、そうは問屋が卸さない。
ギラヴァンツユース出身、大学を経てチームに戻ってきた永野雄大と昨年の中盤を支配した藤原奏哉のコンビが中盤の底を締め、その前にドリブラー新垣貴之とベテラン内藤洋平が並ぶ形。
でしたが、その中盤でボールがつながらない。
勝ち続けた時は國分と加藤の2人ともボールの受けや出しが非常にうまく、ピッチを切り裂く縦一閃やサイドチェンジもできる本当に強力な中盤でした。
対して昨年大活躍したとはいえまだ3年目で今シーズン初スタメンの藤原、そして大卒ルーキーで人生初スタメンとなった永野というコンビが100パーセントの力を発揮するにはまだ試合勘が足りなかったか、そう思わざるを得ないパスミスが続いてしまいます。
それでもミスした分は本人含めしっかり取り戻し、それでも決定機に持ち込まれても最後の場面で神様仏様永井様が素晴らしいセーブ。
幾度となく #ギラヴァンツ ゴールを守ってきた #永井堅梧 選手が今日もチームのピンチを救うビッグセーブ❗️
— ギラヴァンツ北九州 オフィシャル (@Giravanz_staff) 2020年8月12日
相手選手はフリーでのシュートで絶体絶命と思いきや、恐ろしい程の反射神経でゴールを死守🔥#ギラヴァンツ北九州 pic.twitter.com/McwLtmyvg0
前半だけでも3点分は止めてくれました。流石守護神。
そんな守備陣の奮闘に答えたのが、ベテラン二人の”技”でした。
左サイドで持ち上がった内藤、ペナルティエリアちょい外に立った池元に優しいラストパス。
そのパスをワンタッチでシュートした軌道はまるで針に糸を通すかのようにゴール右隅に突き刺さりました。
#池元友樹 選手の今季初得点となる先制点✨
— ギラヴァンツ北九州 オフィシャル (@Giravanz_staff) 2020年8月12日
大きな展開から #内藤洋平 選手が出したパスを、狙いすまして左足一閃💥美しい弧を描き吸い込まれるようにゴール右隅に❗️#ギラヴァンツ #ギラヴァンツ北九州 #ミクスタ pic.twitter.com/vf0UJdfc6D
ギラヴァンツ、苦しい時間を乗り越えたゴールにスタジアムがわきます。
リスタート後も攻撃が続きこれはいける、そう思ったときこそ魔物が潜んでます。
見事にサイドを崩され失点。
同点に持ち込まれます。
しかし、それでも崩れないのが今年のギラヴァンツ。
後半開始後も厳しい攻撃にあいますがこれを死守。
そして後半開始15分、ついに動きます。
これまでのスタメン組である國分・髙橋・町野を同時投入。
ここで試合の流れが完全に北九州に。
まるでスイッチが入ったかのようにパスがつながり、相手の攻撃はシャットダウンし、そして決定機まで持ち込めるようになります。
そしてついに。
中央から崩し真ん中の髙橋大悟へボールが。
しかし相手も要警戒しているためゴールを背にしてボールを受けます。
ですが、ここから圧巻。
相手を背中に背負ったままターン、ふつうはそこで倒れてしまいボールロストかファールを狙いに行く場面ですが、大悟は倒れずゴール側へ体を向け、ここでなんとシュート。
そしてそのシュートはゴールポストに当たりながらネットを揺らし、勝ち越し。
#髙橋大悟 選手の言葉では形容し難い素晴らしい逆転ゴール💥
— ギラヴァンツ北九州 オフィシャル (@Giravanz_staff) 2020年8月12日
途中出場した直後、背後の相手DFをはがして振り抜いた左足から放たれたボールはポストに強く当たりそのままゴールネットへ🔥
ゴール後は #國分伸太郎 選手と一緒に観客席の #ディサロ燦シルヴァーノ 選手に向けてレレマスク❗️ pic.twitter.com/RheqWXnJ45
もはや恐ろしいというレベルのスーパーゴールにより再度リードを奪います。
そしてそのまま相手に決定機を許さず、試合終了。
5連勝とJ2通算100勝という景気のいい勝利を手に入れました。
この試合、やはりですがスタメン組とそれ以外での”差”がどうしても目立ってしまいました。
それでも(キーパーの奮闘もありますが)1失点という最少失点で抑え込み、本来のスタメン組を後半30分のみの稼働で抑えることができただけでもものすごく大きな収穫ではないか、試合が終わって時間がたつにつれてそう思うようになりました。
前半部分でも書きましたが今日のボランチ組は若手2人という組み合わせであり、中堅の域に入りつつある國分と経験あるベテラン加藤と比較すれば確かにヒヤヒヤする出来でした。
それでも時間がたつにつれて少しずつ自分の良さを出せるようになり、特にフル出場の藤原くんは後半終わりには守備にも攻撃にもしっかり顔を出せるくらいにはなっていたので、ここも練度が上がれば若手2人の先発である程度の試合を作り、後半から高クオリティな選手が疲弊した相手に襲い掛かるというカードを手に入れることができるんじゃないかという期待が膨らんでいます。
永野くんも今日は60分という長めの時間で稼働でき、その中でJ2で戦い続けるツエーゲン金沢の選手たちと同等に戦えたのは経験として大きいと思います。
この経験が将来の名選手への軌跡になってほしい、そんな思いが加速する今日の試合でした。
最後になりますが、次は3日後連続ホームで町田ゼルビア戦。
スタメン組はもちろんですがサブ組からも新しい手札が増えるような活躍が起き、小林監督を悩ませてくれることを期待して今日のところは締めたいと思います。
8月15日、多分朝はFateの劇場版を見てその感想記事を試合前に更新するでしょう。
そしてその夜勝ち試合サイコー!という記事も更新できる、そう期待しています!
てことでこんな面白いサッカーをするギラヴァンツ北九州をぜひスタジアムで見ましょう!