ゆっくり監督ギラヴァンツPの徒然にっき。

ぎらりょうの楽屋にっき。

ニコニコ動画で投稿中、【ゆっくり監督はギラヴァンツを有名にしたい】の投稿者が動画作成の裏話から好きな話まで何でも徒然なときに綴ります。

【ギラヴァンツ北九州観戦記】ふたつの意味で、お久しぶりです!~2/23 2020 J2リーグ1節VSアビスパ福岡~

こんばんは、そしておひさしぶりです。
ぎらりょうです。

前回更新ももうだいぶ前……
ギラヴァンツの記事に至っては去年ぶり……
時の流れは残酷ですね……

まあ開幕戦は試合後反省会をして、
時節レノファ山口戦前に投稿!
……と、思っていましたがコの字のアイツが
大暴れのおかげで大延期。
正直今年はサッカー見られないんだろうなぁ。
そう思ってました。

が。
が、しかし。
コの字のアイツには負けない!
たくさんの方々の努力の結果、
ついに明日Jリーグ再開!

長かった……
でも、本当に良かった……!
シーズン前、
長崎さんのところには歩いて行こう!
そんなことを実は企画してましたけど、
それは来年以降に。
今はただ推しのチームを応援できる、
そんな環境に感謝しつつ
明日を迎えたいと思います。

そんな週末金曜日。
すっかり更新のタイミングを失っていた
VSアビスパ福岡戦感想。

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出すならこの時でしょ。
そんな啓示を受け、
小倉某所で必死に書き上げています。
(with赤ワイン)
まずはリモートマッチで映像での観戦ですが、
現地で味わうあの独特の雰囲気を
改めて書き起こし、
スタジアムで狂喜乱舞するあの非日常まで
がんばりましょう!

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ということで時は戻り開幕戦当日。
前年最下位から奇跡の優勝、
ギラヴァンツ北九州
前年の苦戦をバネに有力な監督・選手を迎え、
メモリアルイヤーに昇格を目指す
アビスパ福岡

そんなアツい福岡2チームが開幕戦から激突。
両チームのみならずJリーグでも話題になる
この試合。
”試合前”から、雰囲気は段違いでした。

これまでのJ3生活で最も雰囲気があった試合。
それは”ロアッソ熊本”戦でしょう。

www.giraryo.com

 
アウェイスタンドが赤く染まり、
ホームの声援とぶつかり合うあの雰囲気。
鹿児島ユナイテッドFCもすごかったですが、
やはりここはJの先輩。
J3ですらこの雰囲気を作り出せるという、
素晴らしい結果を生み出した試合でした。

翻ってこの開幕戦。
試合日前から、ヒートアップします。

”アウェイスタンド、完売。”
この言葉が意味することが、
J3とは明らかに違いました。
上記のように、
アツい雰囲気を作ったロアッソ熊本戦。
その時でもアウェイスタンド全体を
埋めることはありません。
というかアウェイスタンドだけで
4,076人という数。
その半分以上を埋めただけでも
とんでもないんです。

ですが今回は”完売”。
完成予想図で描かれた青一色。
その光景が早くも現実のものとなるのです。

そんな盛り上がりに負けないのが
ギラヴァンツ
こちらはその他の座席が完売。
つまり、試合前の段階で
”満員”が確約された試合になりました。
これ、日本の2部リーグです。
自慢ですが、すごい記録だと思います。

試合前から盛り上がり続ける
開幕福岡ダービー
試合当日は、予想を超えたものになりました。

「今回はすごい試合になる!」
そう伝えて友人3人を連れて
訪れたスタジアム。
B席の階段をのぼり、ピッチが見えた瞬間、息を飲みました。
アウェイスタンド、青一色。

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これまでの雰囲気とは明らかに違う”圧”。
これが九州Jリーグの最古参……
そう圧倒される、アビスパサポーターの動員。
その数はアウェイスタンドにおさまらず、
メインスタンドのアウェイ側すら
青く染めました。

そしてほどなく全体練習開始。
その時、スタジアムが揺れます。


20200223 J2開幕戦 アビスパ福岡 チャント集

アビスパ福岡!!”

そのコールはスタジアム場外にいた
友人のもとに届くほど、
会場を貫いていきました。
これが、J1を知るサポーターの練度。
怖さ、くやしさ、悲しさ、驚愕。
どんな感情よりも先に浮かんだものは、

”興奮”でした。

ついにこのミクスタが、本領を発揮する。
北九州の中心地に、”本場の空気”が流れる。
幼少から憧れた、”J”の雰囲気が来る。

アビスパサポーターの第一声だけで、
全身からアドレナリンが放出されました。
この時ほど、
開幕戦が福岡ダービーでよかった。
そう思える時はなかったです。

対して、ギラヴァンツ北九州
あの第一声を聞いて、B席はざわつきます。
まさに「ざわ……!」という
福本先生のあの擬音。
それがスタジアム中にこだまします。

さすがに飲まれてしまったか……?
一通りの興奮ののち、逆に心配が高まります。
しかし、それもGKの入場でかき消されました。

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これまでの酸いも甘いも知る
ゴール裏からの声。
それはこれまでと変わらない、
それ以上の声量。
戦う黄色の戦士たちを
背中から勇気づけるその声に、
とても安心したことを今でも覚えています。

そして最高の空気が最高潮を迎え、
スタジアムにキックオフの笛が響きます。

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試合が始まって目の当たりにしたのは、
昨年までとは全く違う”フィジカル”の応酬。
それは大型補強に成功し、
ファンマなどの実績ある選手が加入した
福岡だからこその光景だったのか。
それともJ2リーグ全体がそうなのか。

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ギラヴァンツの選手たちよりも
一歩前に出るスピード
一歩前に出る体格
一歩前に出る判断
これらが上回っていたなぁ、
というのが率直な感想。

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それでも必死にしがみつき、
決定的な決壊をしなかったのは
とてもプラスに評価できるでしょう。

何よりも大きかったのは、彼の存在。
新加入のGK、永井堅梧選手。

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移籍後開幕ダービーで早速の起用。
相手FWも経験豊かな助っ人とベテラン。
それでも全く怖気づかず。
ファンマとバチバチやりあう強メンタル。

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後半は後ろに大挙襲来のアビスパサポを背に、
大きなブーイングを背中から食らおうと
こともなげに飄々とプレー。

彼の存在が、この勝負のアツさを上げた。
そう断言できるファイトぶり。
そんな彼の背中から、
明るいギラヴァンツの未来が見えました。

さて肝心の試合ですが。
お互いワンプレーごとにぶつかり合い、
サポーターも戦う選手を鼓舞し続け、
最後まで目を離せない闘いでした。

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そんな中試合を決めたのは、
Jの先輩たるクオリティだったのかなと。
エリア内に侵入され、
そこで細かいパスを繋がれ続け、
耐え続けていた守備陣に切れ目。
それを逃すほど先輩は優しくなかった。

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その後もお互い攻撃を続け、
最後まで目を離せない展開でしたが。

無情にも終了のホイッスル。
ギラヴァンツ北九州、久しぶりのJ2。
満員のスタジアムで歓喜するのは、
お預けとなりました。

勝負は負けという結果となりましたが、
昨年から続けての戦力でしっかり戦えたこと。
これはとても大きなことだと感じます。

このまましっかり慣れていけばJ2でも戦える。

そう思っていましたが、
この次の週から8年ぶりのリーグ休止。
そして今日。
その長い長いハーフタイムが
ついに終わります。
6/27・19:00。
相手はJ1も経験したVファーレン長崎
まだ生であの歓声を上げることは
できませんが、
まずは再開されたことに喜んで。
そして、勝利を喜べるよう。
帰ってきた”Jがある週末”を、
楽しみましょう!

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【公式】ハイライト:ギラヴァンツ北九州vsアビスパ福岡 明治安田生命J2リーグ 第1節 2020/2/23